青二才の二階バックルームにはいくつかの本があるのですが
その中の一つに『許す』という本があった気がします◎
ま、その本は関係ないのですが
昨日、朝のニュースを見ていて
こんな特集が組まれていました◎
関西人は会話の中で【オノマトペ】をよく使う◎
と
このオノマトペっていうのは
いわゆる擬態語や擬音語であって
よく、巨人の長嶋さんが使っているアレです◎
長嶋さん関西人じゃないのにね◎
『腰をグーッと入れて、ビシッと打って、バーンッと手首を返す』
っていうアレです◎笑
ま、青二才のカウンターでもよく
関西人に支配されるので
そうなると、もうね、オノマトペの応酬です◎
「髪の毛モッサー~」
とか
「二日酔いで頭がグワングワンに~」
とかね◎
でも、これは
相手を楽しませようと思うところから
自然発生している言葉らしくて
関西の、その文化って
天性のサービスマンなんだなぁ
って思っちゃうのです◎
そして、さらに興味深かったのですが
実験でお好み焼きにソースをかける
という場合に
『ドバーッとかけてみて下さい』と
いろんな人に、お好み焼きとソースを渡したところ
それぞれ、かけるのですが
同じ『ドバーッと』でも
お好み焼きが見えなくなるほどかける人や
ソースの出る口の勢いはいいけどすぐにかけるのをやめて
実際、お好み焼きの半分位をソースで埋めるくらいの人や
格子状にソースをかけて終わる人
つまり
ソースの量は人それぞれでした◎
ずいぶん前に
うちの目黒に住んでいる叔母さんと話していて
『レシピ通りの材料と分量を量りきらないと
その料理ができないと思っている人が多い』って◎
例えば極端な話
肉じゃがを作る際に
レシピ本に豚肉とジャガイモと人参と糸こんにゃくとタマネギが
材料として載っていたら
もう、その食材じゃないと駄目だってなっちゃって
冷蔵庫の中に糸こんにゃくが無いからと、肉じゃがを作れないってなったり
鶏肉はあるのに豚肉じゃないから、作れないと言ったり
ね◎
鶏肉を使っても美味しいのに◎
肉じゃがって呼ぶのが忍びないなら
『肉じゃが風』とでも呼んでおけばいいのに◎
関西の人って
オノマトペを使う場合
自然と、自分の感覚で話すことと
自分の感覚で聞くことの
バランスがうまく保たれているんだな◎
と◎
全ては相手を許すことから始まっているような気がしてならないのです◎
相手との感覚に相違があってもオッケー◎
レシピ通りじゃないから完璧じゃない!でもオッケーオッケーこれはこれで旨い◎
と
ネガティブな言葉で言うと
妥協
みたいなね◎
ただ、この場合の
妥協は、全て『許す』という心理から来ているような気がします◎
仕事に対してもこの感覚って
大事だな、と僕は思うのです◎
もちろんキチッとやるところは
キチッとやんなきゃ駄目なんですが
この場合は、こういう対応じゃなけりゃ駄目!
っていうのをしているとどんどんどんどん面白くなくなってきてしまうのです◎
魅力的な仕事をするために
魅力的な人になるために
この許すっていう作業
いつもとは違う、相手や物体や感覚を認める作業◎
大事だなぁ、と思うのです◎
なので、青二才では
たまにお会計の後、お出しするお茶に
こっそり焼酎を入れたりしてます笑
当然、お茶と思って飲むお客様はビックリ!笑
(でも、もちろんTPOに合わせて相手を選んではいますが)
時には月曜日の夜なのに
いきなり一階フロア全てでテキーラ乾杯したり◎
週末、大勢の人が居る中で
流しそうめん機を持ち込んだお客さんに
そうめんや麺つゆや薬味を出したり
同じ席でスタッフも食べたり笑
枠を超えていく時に
青二才の本当の楽しみ方があるような気がしてならんのです◎
それもこれも、テキーラも
お客様を楽しませたい!っていう
気持ちのもとなので、いきなりテキーラ出てきても
どうかどうか、お許しくださいね◎