• 2016年2月13日
  • BY 道太

秋田の夜

秋田の夜

秋田に来ることは実は4回目だ◎
最初は、9年前の旅の時
次は新潟の酒屋さんと新政という酒蔵さんを訪れたとき
そして、その新政さんに中野店の陳列ボトルをお願いし、ボトルを返しに来た時だ◎
2回目に秋田に来た時から、僕も神谷もどちらもがお世話になっている
木川さんという方がいる◎
この木川さんという方がとても不思議な魅力を持った方で
僕らも秋田に行ったら必ず連絡しなきゃな、と思っているのだが
そんな人がきっとたくさんいるのであろう
この日も、連絡したら
ちょうど京都とバンコクからお客さんが来ていて
一緒に飲もうということになったのだった◎
1軒目
17時 永楽食堂
この店で合流とのことだった◎
周りは特に飲食店街というわけではないのだが
中に入ると人でごった返していた◎
そんなに大きくないお店なので僕らのスペースもそんなにあるわけではないけれど
どんどんお客さんが来ては、満席の状態を見て帰っていく、というようなお店だった◎
一緒に飲んだのは京都で日本酒がたくさんあるjamhostelをやっている池田夫妻
海外を転々としながら某巨大航空関連会社でパイロットの先生をやっている沼もんさん◎
バラエティーに富んだ6人で飲みが始まった◎
今、日本酒の新しいブームは秋田から起きているという一面もあると思う
そのブームのおかげで音楽と日本酒がグッと近づいたり、新しい今まで日本酒を飲んでこなかった
世代が飲み始めたり、秋田の蔵元さんと、その背後に木川さんあり、というような状況だ◎
アレをしよう、コレをしようなどというわけでもなく
ただただ、秋田と日本酒が大好きで、僕らのようなただの飲食店経営者二人が
秋田に来ただけで「嬉しいなぁ」となんども言ってくださる◎
やはり感謝の元に人は集まるのかな◎
2軒目
ももんが
ここの店主である高橋君は、以前中野青二才に来てくれたことがあり
その際に、日本酒の話を熱く話したもののそれ以来会ってなかった子だった◎
が、Facebookで繋がっていた故に
少し前に自分でお店を立ち上げるとなっていたので
これは行かねばな、と◎秋田へ行った際には訪れなきゃと思っていたのだ◎
とても綺麗で、カフェのような店内◎
若い感覚で日本酒を新しい人々に提案していた◎
お客様も若い方ばかりで、楽しそうに日本酒を飲んでいた◎
やっぱり、楽しく飲める場所というのが前提で、そこに日本酒がある◎
その状態こそが一番いいな、と思った◎
秋田で頑張っている若い子がいるというのがまた
帰ってからの励みになるから、来て良かった◎
3軒目
おもろ
ここも周りに何もないのに、ここだけ人で賑わっているかっこいいお店だった◎
お酒もさることながら、お料理が素晴らしかった◎
根っこまで食べれられる(むしろそこが美味い!)セリのおひたし
タコと和えてあるのは(ひろっこ)、と呼ばれる秋田の野菜
エシャロットとネギの中間みたいで、甘さと苦さと香りがすごかった◎
そして、ハタハタの飯寿司
なれずし、と呼ばれる発酵食品系あまり得意ではなかったんですが
ここのハタハタの飯寿司は違った◎
ブリコと呼ばれるハタハタの卵のプチプチの食感と
新鮮なハタハタの身は酢と麹で〆てあるような状態で
そんなものが山廃や生もと系のお酒に合わないはずがないというぐらいの
驚きの一皿だった◎
このハタハタ寿司を作るのにも丸一日仕込んで数人前しかできなかったり
セリのおひたしも根っこの部分を洗うのに1時間で3束ぐらいしかできなかったり、とのこと
食べてしまえば数分だけど、見えないところでちゃんとやっているお店ってやっぱりすごいな、と感じたのでした◎
とてもいい気分でホテルまでタクシーで送ってくださった木川さん、本当にありがとうございました◎
この日
格安のホテルを探しすぎて
ネットで調べて取った
僕らのホテルの部屋、
まさかのセミダブルに2名!
ネットで予約した数分後に
電話かかってきて
「セミダブルのみのお部屋ですが大丈夫ですか?ちなみに、お客様同士はどのようなご関係ですか??」
と。まぁそりゃそうだよね!
男二人で一つのベッドでって!
イメージするの、アレしかないもんね!
とっさに
「義理の兄弟です!」
と言って、破格の値段ではあるものの
セミダブル一つの部屋にチェックイン・・・
よ、よ、良かった~!!!!
ソファーベッドがある部屋でした◎
これで気持ち悪い男二人のBL系日記にならずにすんだ◎
当然のごとくよく寝ました◎
一応記念撮影◎

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