• 2008年7月30日
  • BY 道太

報告◎

この間のオールスタッフミーティングで僕が働いてくれているスタッフたちに提案したこと◎

うちのお店でみんなで働いて得ることが出来た利益を少しでも
他のどこかに寄付しよう◎

ということ◎

もともと、この青二才は、何にも出来ない僕と神谷がいろんな人の助けを借りて
作る事もできたし、今毎日営業できているのも、現在進行形でいろんな人の力を借りているから◎

お客様だってそうだし、僕らの両親だって、いろいろつくってくれたメンバーだって
ここを工事してくれた人だって、青二才の食材を作ってくれているみつるだって

そして、直接は関わっていない人だって、支えてくれているんだ◎

普通にある電気も水も、ガスも、西友に買い物に行けば色んなものが並んでいるし
ネットを開けばどんな情報でも得ることが出来るのも誰かのおかげだし◎

実際に見る人が見れば分かってもらえると思うのですが
僕だって神谷だって、そんなに稼いでいるわけではないのです◎

つまりは青二才ってそんなに、ぼろ儲けしているわけではないのです◎

でも

でもね

少しでも利益が出たときに
僕のお店だからといって、僕一人、また神谷と二人でその利益を
抱え込んでしまうのも、嫌なんです◎

もちろんお店を今以上に発展させる為に必要にはなってくるけれど
内に内にだけ使うのは、先にも書いたいろいろな力のすねをかじることで
存在できている青二才で働いている身として、喜べないな、と◎

青二才でみんなで働いて、色んなお客様に来ていただいて
そして得た利益で青二才とは直接関わりの無いどこかの誰かが救われる
そんなのってすごく素敵だなぁ、と思ったわけです◎

建前の偽善と思われそうですが。

前に、井の村で新潟地震の際にチャリティーイベントをしたんですが
その際にも賛否両論いろいろ言われました◎

でも、一番心に残っている言葉
『やらない善より、やる偽善』

まだ、阿佐ヶ谷の端っこで丸一年も迎えていない一店舗のみの青二才ですが
だからこそ、この創成期とも言える頃から始めることに意義があるんじゃないか、と◎

青二才が大事にしているゲーテの言葉

『あなたに出来ること
 出来ると夢見たことが何かあれば
 それを今すぐ始めなさい

 向こう見ずは天才であり 魔法であり 力です
  さぁ、今すぐ始めなさい』

僕は、幼い頃に交通事故で父親を亡くした『交通遺児』です◎

育てて支えてくれたのはもちろん、母親をはじめ、身の回りにいる人たちでしたが
僕が東京に来て、大学に進学したときに『交通遺児育英会』という財団から
奨学金を借りて、東京で生活をしていました◎

僕はすごく恵まれていて、父が亡くなった後もまず体は健康だし
母親も健在で、身の回りにもすごく気持ちの支えになってくれる人々がいました◎

でも、これは父親が他界して、時間が経ち、気持ちも落ち着いた今だからこそ言えること
なのかもしれません◎
その当時は、そんなこともほとんど気づかず、人と比べて
僕はものすごく辛い立場にいる、なんて悲観的になっていたときもありました◎

今現在きっと、当時の僕みたいに、先が真っ暗で悲観的になっている人も居るでしょう。

育英会から援助を受けて、大学も卒業し、就職し、そして去年
この青二才を立ち上げ、自分のしたいことをして
生きている今だから、少しでも、見失ってはいけないところとして
僕はこの育英会に少しでも恩返ししていこうと思ったのです◎

でも、ここはみんなで働く青二才◎

もし、みんなにもこういう気持ちを持って働いてもらえたら
もっと素敵な店になるんじゃないか、と思い

各々がどこか一つずつ、僕にとっての『交通遺児育英会』のように
お店で得た利益、稼いだお金で役に立てる場所を探そう◎

と、提案しました◎

つまり

神谷も、謙一も、研二も、耕平も、アンディーも
どこか一つずつ、お金の送り先をそれぞれの責任の上で探し
来月から、みんなで送っていこう◎

ということです◎

んで、その議会の上で、全員一致で承認となり
来月から始めます◎

『うちのお店は、こんなことやってるんだぞ、偉いだろー!!!』
なんていう誇張する気持ちは一切ありません。

宣伝の為の行為でもないし、良く思われたいがためでもないです◎

ただ、そのほうが、働くことに、より誇りを持てるんじゃないか、というのと
青二才があることで、誰かが幸せになってくれたら俺らも幸せじゃん!!!

っていう単純な気持ちです◎

そして大事なのは、これを続けることだと思うのです◎

今日ここにこうやって書いたのは
書くことで、もう、後には退けないというか、覚悟というか
まぁ、ゲーテ先生の言うところで
『今すぐ始めなさい』に呼応した感覚ですね◎

ま、それ以上に、この間この提案をしたときに
スタッフみんなが賛同してくれた喜びを、ちょっと自慢も含めて書きたかった
ってのもありますけどねー笑

いいでしょう、青二才のスタッフ◎
僕と神谷の自慢です◎

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