• 2014年2月27日
  • BY 道太

岐阜心

先日、従兄弟の結婚式で実家に帰ってきた◎

僕の実家がある岐阜県恵那市は東京からまず名古屋を目指し

名古屋でローカル線に乗り換えてさらに一時間の場所にある◎
いつもであれば、東京から恵那まで一回も改札は出ずに向かうのだがこの日は違った◎

本来同じ新幹線で帰るはずだった梨枝様が
前日になり仕事のトラブルで、休日出勤となり
東京を出るのが夕方7時頃になってしまうこととなったのに加えて

結婚式は翌日だし

せっかく少しだけ時間あるし

名古屋に住んでいる妹夫妻はその深夜に恵那に向けて出発すると言うし

と、ずるずると理由をくっつけて
『俺だけ一足先に名古屋に行ってるから!そこで梨枝様来るの待ってるから!』

と名古屋の知り合いのお店に向かったのです◎
知り合いと言ってもまだ会ったことは一回

なんなら先週会ったと言うぐらい◎

中野のお店に来てくれて
そこで少しお話させてもらって
乾杯をして
んじゃ、近々行くねー!

と言って、その日が来た◎

ってぐらい◎
梨枝様到着予定の数時間前に名古屋の地に降り立った僕は
金山と言う所にあるそのお店を一目散に目指した◎

バカぼん

という名のそのお店は僕と同い年の城(たち)君と言う子が経営している◎
さらに後から知ったのだが、もう一人同い年の三浦君と言う子と経営しているのだ◎

青二才みたい◎

どこかしらで何か共通点のようなものを感じて、それを確認するかのごとく
今日は飲みに来たのかもしれない

なんて思っていたものの

僕の苦手な一人飲み

まぁ、お酒が進んで進んで。。。

1オーダーが何CCかは分からなかったけど

梨枝様が来るまでに丁度10杯飲んだのでした◎

その中で一つ、強烈に個性を放っているお酒があった◎
射美(いび)

パッと見でこれが当て字で揖斐川、揖斐地方のイビから
来ていると分かった人、きっとあなたは相当な岐阜ツウでしょう◎

そうです、この射美は岐阜県のお酒なのです◎

香りは最初は穏やか
口に含んでもまだ穏やか
舌の中間を過ぎたあたりで一気に花の様にふわっと開いて
喉まで一気に駆け込んでいき米の甘さと余韻がずっと残っていく◎

決して派手な印象をつけるお酒ではないものの
しっかりと丁寧に作られたお酒だなぁ

なんて思っていたのです◎

このお酒を造ったのはどんな人だろう?

と思い裏ラベルを見ました◎

そこで僕は一気にこのお酒のファンになってしまったのです◎
通常、お酒の裏ラベルにはこのお酒の特徴や
このお酒にかける思い、ネーミングの由来などが明記されるのが通例です◎

ところがこのお酒に於いては
平成26年2月15日(土)16時5分からのNHKラジオ第一『ふるさと自慢うた自慢』に
母親が出演する。近所の歌の先生をみつけ、空いた時間に練習し、夜はサックスを練習する。
その姿は、勝ち負けどうこうではなく、出してもらえるからには、自分の出来る最高の姿を
見せたいという思いが伝わってくる。今日も、その音が酒蔵の中まで聴こえてくる。
母親ながら、なんでもトライする姿は、頭が下がる。
母さん、力一杯楽しんできてね!
どう??

お酒の事一切書いていない◎

ただただ素敵な息子さんだし、お母さんだなぁと思う◎

そして、きっとそんな方の作られたお酒は真面目な味に仕上がっているに違いないのだ◎

もうね、居ても立っても居られなくなり

その場ですぐに写真を撮り
フェイスブックに
『この人に会いたい!』

と上げた◎
すると

僕のその書き込みを見た
地元の酒蔵、岩村醸造さんの渡會さんが

『よしゃ、俺が何とかしてやる』

と◎
結果、もう、すぐ翌日に射美の杉浦さんからお電話を頂きました◎

話し口からもとてもまじめでお酒造りが大好きな人だ、と
予想通りの人柄、日本一小さな酒蔵ということで
手が一杯で今すぐには会えなかったものの

一度連絡取れればね◎

お客さんとして来てくれていたバカボンの城君の縁で
射美のお酒と出逢い、岩村醸造の渡會さんの力で
杉浦さんと繋がることが出来

あれもこれも日本酒と言うものがもたらしてくれた縁なのだ

と思うと、また日本酒と言うものにハマってしまいます◎

射美は本当に少量生産で取扱い酒販店も少なく
うちで取り扱えるチャンスも少ないでしょう

またきっといつかこのお酒に会うことが出来る

と思っています◎
その時を楽しみに

そしてお酒を造っている杉浦さんにお会いできるのを楽しみに◎

そして、縁を繋いでくれたバカボンの城君や岩村醸造の杉浦さんへ感謝と共に◎

今日も飲みます!

日本酒で乾杯!!

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