パンク

中学だか高校時代に

パンクファッションにはまっていた◎

体にフィットするTシャツ

通称ピタティーを着て

ボンテージパンツ

首には鍵の付いたエナメルの輪っかのようなものを付けて

岐阜の野山をチャリで駆け回っていた◎

あの頃はその服を着ていることがパンクだと思っていた◎

パンクミュージックを聴くことがパンクだと思っていた◎

時は過ぎゆき

現在

久しぶりにパンクという単語を聞いた◎

阿佐ヶ谷在住の梅さん

「オレ、昔、パンクファッションとか言って

メッシュでスケスケかつピタピタなTシャツ着てたんだよね」

なんだかちょっと嬉しくなった◎

梅さんは東京生まれ育ちだ◎

岐阜の山奥で雑誌を見ながらパンクだパンクだ!と言っていた小椋少年が

ちょっとだけ報われた気がした◎

でも今も昔もパンクが何かはわからない◎

ファッションでも音楽でもなく精神的な何かが根底にあるのだけはわかるけど◎

その夜

更けたころ、昔の公園時代の僕のことを

別のお客様と話していた◎

公園にお酒を担いで持って行って

ブルーシートを広げ

知らない人に売って

警察が来たら

「みんな友達です」と言ってもらい

友達を作ってきた時代◎

調べてないから分かんないけれど

何かに対するアンチテーゼがパンクの根底には流れているような気がする◎

きっと普通に納まるようなものを目指してしまう自分の人生に対して、

思いっきり振り切った結果の公園時代だと思う◎

何もしない自分へのアンチテーゼね◎

今思えばなかなかパンキッシュなことをしていたのだと思う◎

中学の小椋君

君のパンク魂のおかげで今がある、ありがとう◎

ただ、感覚で使っているだけで

パンクが何なのかはいまだによく分からない◎

抑圧からの暴力的な解放運動みたいな感じ?

きっと、絶対にダメだと思いながら

またやってしまった深夜ラーメン

これもそうとうパンクなんだろう◎

どうか報われますように◎

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