• 2008年9月3日
  • BY 道太

せんべい汁

この間、この近所に住んでいるお客さんから

『実家に帰ったときのお土産です』

と、八戸名物【せんべい汁】セットと追加用の南部せんべいをいただきました◎

なかなか、食べる機会がなかったものの
昨日、夜がものすごく暇で、ついに、せんべい汁を作ってみよう!!!!

ということになり、シェフ神谷が腕を奮いせんべい汁作りに挑みました◎

説明しよう

せんべい汁(せんべいじる)とは青森県八戸市周辺の郷土料理で、南部煎餅をしょうゆ味で煮立てた汁または鍋物。

青森県八戸市は元々幕末までは南部藩であった為、今では隣県となっている岩手県とは気候風土が同じである。

せんべい汁は南部藩時代であった江戸時代天保年間、「やませ」の影響を強く受けた際の飢饉食として生まれたとされる。

せんべい汁には南部煎餅の中でもせんべい汁の具にすることを前提に焼き上げた「かやきせんべい」を使用する。これを手で割ったものを、一般的に醤油ベース(味噌・塩ベースもある)の鶏や豚の出汁でごぼう、きのこ、ネギ等の具材と共に煮立てる。煎餅は出汁を吸い、すいとんの歯ごたえを強くしたような食感となる。せんべい以外の具材やだし汁はすいとん(南部地方では一般的に「ひっつみ」という)と全く同じであり、成立過程では、もともとすいとんの食文化が盛んであった南部地方で、すいとんの代わりに保存のきくせんべいを用いたものであると考えられる。

以上、wikiペディアより引用◎

まぁ、いわばすいとんのような鍋ですいとんの代わりに、固い南部せんべいが
入った鍋、です◎

作っているときの僕らの思惑◎

このせんべい汁をおかずにご飯を食べよう◎
なんなら、ひととおり食べて最後に残った出汁で雑炊なんか作っちゃって
ま、未だ夏だけど、鍋物もいいでしょう◎

なんて◎

だって、これに付いていたスープが
実に良い出汁で、かつおや昆布や椎茸のような香りがビシーッ!!
と鼻腔の奥にくるようなとにかく旨そうな香りが漂っていたのです◎

そして、満を持して
この鍋というか汁物のキモである『南部せんべい』を投入!!

イメージ的にはお吸い物の麩のような存在だろう!!

ということで、もらったせんべいを全部投入!!!

さぁ、せんべいよ、汁をジュルジュルに吸って、トロトロになりたまえ!!

そして、具の一つとして、この汁の中で他の具と共鳴しながら
せんべい汁のハーモニーを奏でたまえ!!!

あれ、

、、、、、

せんべいが全然沈まない、、、

他の具と調和

というより

せんべいによる

独裁。。。

です◎

せんべいの

せんべいによる

せんべいのための汁

これが、せんべい汁でした笑

せんべいを一つの具として
すすり飲むような汁ではなく
せんべいを食べることをメインにした汁だったのです◎

せんべい汁自体が主食になり得るもの、だったのです◎

スープや、せんべいの変わった食感はものすごく美味しくて

『あぁ、こんな鍋をめちゃくちゃ寒い東北の冬にみんなで囲みながら食べたら
めっちゃからだ温まって、旨くて、幸せだな~~~』

なんてことをみんなで言いながら食べました◎

しかしながら、せんべいをただ一つの、具として扱われながら作られた

今回のせんべい汁

その特徴は

鍋にあふれんばかりのせんべい笑

明らかにせんべいの投入量が過多でした笑

無知な僕ら青二才
また、一つ勉強になりました◎

もちろん、その後の雑炊は登場しませんでしたとさ◎

でもまた冬に食べたいなぁ◎

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