• 2008年8月5日
  • BY 道太

青二才青森ねぶた弾丸ツアー【中編】

さて、八戸から乗り換えた青二才一行◎

幸運なことに
八戸(始発)の青森(終点)だったので
ほとんど余力のない全員は寝ていた、と思います◎
僕はもちろん、昨日の日記通り、宮城あたりで
睡眠の預金残高が0(ゼロ)になっていたので
当然、寝ていました◎笑

なので、八戸駅の次の記憶はいとも簡単に(青森)と言う事態になりました◎

新幹線の予約が朝一のものしか取れず
予定より早く着いてしまった為
青森駅近辺で立ち食い蕎麦屋でそばを食べた後
少し時間をつぶすことに◎

謙一→青森駅近くのAUGAというファッションビルの一階ロビーソファーで爆睡◎

店長→謙一に同じ◎

神谷→駅近辺をうろうろ◎

僕・研二→AUGAをうろうろ◎

そしたら、見つけてしまいました◎
AUGAの地下には、市場があったのです◎
さすが青森!!!!

電車の中の睡眠で、多少の余力をプールできた僕は
研二と、『食材の勉強だから』とかこつけて
貝焼きにした『ウニ』をゲット◎
同じフロアにあった酒屋さんで青森の銘酒『豊盃(ほうはい)』もゲット◎

小雨の降る中、AUGAの外の一角でお昼前だというのに酒盛りを開始(笑

お酒のビンの残りが、後半に差し掛かる頃
寺岡さんから神谷に連絡が入り
その、数分後に青森駅まで迎えに来てくれました◎

青森駅前の、果物屋さんが知り合いらしく
寺岡さんともそこで合流◎

寺岡さんと果物屋さんのご主人の会話を聞いていると
『今日の跳ねは・・・・・』

とか

『今年は東京から新顔が跳ねに来てくれて・・・』

とか、僕らの大好きな『跳ねる』という単語が普通に使われていることに
やたらとテンションが上がったのを覚えています◎

最後に、果物屋さんに『がんばって跳ねていってね!!』と言われ
僕らはキャンプサイトを目指しました◎

車の中で、ねぶたについて聞いた事◎

・今回、寺岡さんが主催する『風流舞』という会の一員として
ねぶたに参加するということだったのですが、高円寺阿波踊りの『連』とは違って
ねぶたの『会』は、正式にどこかに登録とかそういうのではなく
好きな人同志が集まって、参加して、祭りで跳ねるのだということ◎

つまり、東京から集まって出てくる人もいれば、
地元の高校生が『明日のねぶた一緒に行こうよ』
みたいなノリでの参加もあるし

なんか、参加資格は相当自由らしい、ということ◎

・『跳ねる』というのはねぶたの山車と一緒に、街中を練り歩くのですが
掛け手『ラッセーラーラッセーラー』の声に『ラッセーラッセーラッセーラー』と
返しながらぴょんぴょん跳ねながら歩くということ◎
その声を出しながら練り歩く(練り跳ねる??)人のことを
跳人(はねと)ということ◎

・だいたい二時間、跳ねっぱなし◎途中、酸欠で倒れたり
脱水症状になる人も居るらしい◎ということ◎

・ねぶたにはいろんな役目の人がいて
笛を吹いたり、太鼓を叩く、囃子(はやし)の人

ねぶたの写真で有名な大きな山車(だし)を引き歩く人

そして僕らの役『跳人』は浴衣を着て、大声を出したり全身に鈴を付け
大きな音で威勢をつけたり◎

観客と跳人の間にいたり、祭りを取り締まるのが『運行』

もちろん警察もいますし、観客の方も沢山います◎

その他にも、列島警察24時で警察と毎回立ち回りをすることで有名な『カラス』
若い女の子が、白くちょっと露出多目の浴衣で騒ぐのが『スワン』
(それ以降、謙一や店長は一目散に当日、スワンを探していました笑)

さて、キャンプサイトに到着し、今回お世話になる
『風流舞(かざるまい)』の方に挨拶を◎

みなさんとても快く迎えてくださって、感無量でした◎

でもでも、余力がガス欠を起こしそうな僕らは、祭りまでの数時間
テントで寝かせてもらうことに◎

zzzzzzz………….

誰かが起こしに来てくれ、束の間の眠りから覚めた青二才一行は
なぜか、その時は誰もが良い目覚めでスッと起き
チャキチャキとねぶたの浴衣に着替え、一気にテンションが上がりました◎

形から入るのはあんまり得意じゃなく
祭りにしても、習い事にしても、『まずは感じろ!!!!』でやってきたはずが
なんか、この祭りって本当に不思議です◎

着替えた瞬間に、本当にもう、一員のような気がして
『よっしゃ!!ひと祭りしてやるか!!!!』ってな気分になってしまうのです◎

今思えば、『風流舞』の人ももちろん
青森の町の人も、さっき聞いたねぶた祭りの特徴も
みんなみんな純粋に【ウェルカム】なんです◎

普通のウェルカムじゃなくて【ビッグウェルカム】◎

よそ者だからと言って、面倒くさがったり、邪魔者にするような雰囲気が無く
心から『よく来てくれたねー』『一緒に楽しもうね◎』と

だからこそ、一員として
なんか本当に今夜はがんばろう◎と思えたのですねきっと◎

それに気づいたとき、なんだか泣けてくるような気になっちゃいました◎
青二才が見習うべき姿勢も沢山ありますね◎

浴衣に着替えた一団を乗せて車は再び会場である市街地を目指します◎

会場近くの駐車場で寺岡さんによって風流舞の皆さんに
正式に紹介され、津軽りんごのジュースで決起の乾杯をして
いよいよ今夜の舞台である、会場に入りました◎

もうね、

完全に

完全に

お祭りです◎

青森の中心市街地を全部封鎖して
僕らのステージが用意されていたんです◎
(まぁ、当然僕らだけのものじゃないですが
その時はそんな風に思っちゃいました◎)

東京で言えば、新宿も原宿も渋谷も六本木も東京も上野も吉祥寺も全部全部
祭りのために交通規制するようなものです◎

ある大きな山車の後ろに、僕ら風流舞も陣取り、19時を回った頃
さぁいよいよ太鼓の爆音がすぐ後ろで鳴り始めました◎

歓喜の声が随所で聞こえ始めたかと思ったら
まるでサッカースタジアムのウエーブがごとく
その声が一気に僕らを包み込んだ瞬間、自分たちも全員
『うぉーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』見たいな声を張り上げていました◎

ドカーン!!!!!!!!!!

という
花火の打ち上げと同時に、祭りが始まりました◎

続く◎

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