• 2008年12月4日
  • BY kamiya

原点回帰

青二才が出来て、はや1年と2ヶ月。

『店』と呼んでいいのかも分からないような

おぼつかない営業をしていたはじめの頃とは

ずいぶん変わり、

やりたい事や、やらなきゃいけない事は勿論まだまだありますが、

予約も入っていない日の方が少なく

今ではたくましいアルバイトも増え、

『店』とどうにか呼べるようになったかな?と感じています。

ところで飲食店といえば、付きものなのが

〔賄い〕。

そう、本来従業員の為に残り物や安価なものを

創意工夫を凝らして作り、

疲れて空腹な従業員を癒す、あれです。

当然青二才も飲食店。

営業終了後、一日の終礼も兼ねて、

ほぼ毎日まかないの時間があるんですが、、、

多分皆さんが想像しているような物は出ません。

出しません。

一番多いのがソーセージとご飯。   以上!

レトルトのカレーや下手したらカップラーメン、なんて日もあります。

そう、決して言い訳はいたしません。

手抜きです!

一つだけ言い訳をさせて頂けるなら、

僕〔神谷〕に関しては、味音痴。というか、何食っても美味い◎

たまにシェフ神谷として腕をふるうのですが、

作っていても、当初の予定とは全然違う物が出来上がるという始末で

自分でも驚きの連続です。

まぁ調理中、状況をみながら常にベストを尽くした結果、

たまたま違う物が出来上がるわけで、

結果、出来上がった物は全て自信作ですが、

見事に不評◎

ある日なんかは

『よし、今日のまかないは俺がチャーハン作るよ』 って言っても

 『あ、俺の分の白米は残しといて下さいね~』 って、、、

ちょっと待て!!

何?俺が俺だけのために一人分のチャーハン作って勝手に食べろって事??

逆に言えば、みんなの分のチャーハンは作るな!って事だろ?

簡単な話、

俺の作る自信作は、有名な

小さな親切大きなお世話、としか思われてない訳で。。。

なのでそれならS&B様、NISSIN様、エースコック様、マルちゃん様など、

多数の方々のお力添えを頂こうと考えたわけです。

ただ、アルバイト情報紙の“タウンワーク”に

【美味食事付き】と謳ってしまったのを未だにアルバイト達は

引っ張り出してきます。

その諦めない精神はすごいと思い、

ついに本日、青二才、本気を出しました。

本日のまかないは

本気の『すき焼き』に決定◎

先ずはキッチン研二にすき焼きのつゆ、“割り下”を本気で作ってもらい、

道太は某SEIYUに買出しに。

肉は国産のいい具合に霜のふったすき焼き用の薄切りのやつを

大量に購入。

しかも中には4枚1200円という破格のペラッペラの牛肉まで。

野菜はもちろん当店自慢の

超無農薬栽培の

丸々太った下仁田ネギ

生でも驚くほど甘い白菜

を筆頭に

シラタキ、椎茸、エノキ、焼き豆腐、などを下ごしらえし、

米はすき焼き用に利尻昆布と少量の酒で炊き込む気合いの入れよう。

そして出来上がったそのすき焼きは、

もうまかないの域を超えたものでした。

そりゃ、あまり物なんて一つも使ってないんだもん。贅沢極まりない。

耕平にいたっては、ご飯を3杯もお替りして

すごいスピードでたいらげてました◎

いやぁ、満足!!

青二才が出来て1年と2ヶ月。

次、もしまたアルバイト募集をする時には自信を持って書くでしょう、

【美味!食事付き!】

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