• 2013年3月29日
  • BY 道太

むこうみず【前】

大好きな言葉がある
この青二才の阿佐ヶ谷店の開店時に配らせていただいた
ダイレクトメールに記させていただいたかの偉人ゲーテの言葉だ◎
あなたにできること、
あるいはできると夢見ていることがあれば、
今すぐ始めなさい。

向こう見ずは天才であり、
力であり、
魔法です。

さあ、今すぐ始めなさい。

まさに、向こう見ずな状態で
勢いに任せてオープンしてしまった青二才に

見事なまでにシンクロし
互いの人生が被ってない様な

過去の偉人の言葉が
さぁ、オープンに向けてひたすら頑張るぜ!
と意気込む僕らの気持ちをさらに鼓舞してくれたものです◎
今読み返しても
心の底にあるのはこの気持ち
で間違いないですね◎

そう、

むこうみずは
美学です◎
新しい店、新しいスタッフが入った今でもしっかり
各スタッフの心には、その心があるわけで

先日、仕事後にみんなでまかないを食べている際に

翌日のまかないはどうしようか?

という話になり

なんて言うかさ、アレだったんすよ
元は、
『定番のカレーにしようよ!』

だったのに

男4人で食べてての話になると

ついつい、

ホントについつい

『なら、大盛りガッツリでいこうぜ!』

『大盛りってどれぐらい!?!?』

『炊飯器で炊けるだけ炊くか!』

『どんぶりの大盛りじゃなくて炊飯器的に大盛り!イイねそれ!!』

『イイね~!!!』

気が付いた時には

中野青二才の炊飯器の限界量=僕らが明日食べることになる量

となってしまっていたのでした◎
ま、一升炊きのガス釜ですもん

一升炊けちゃうって事ですよね。。。。

一人2.5合。。。

さらに、話題は進化し

『何カレーにする!!?』

すると誰が言い出したのか
結局最後は
『男なら、具無しのルーだけカレーが一番!』

『イイねそれ!』

いわゆる、何も拘り無くカレーのルーを
ただ、お湯に溶かしただけのカレーになることが決定
そして当日を迎えたのでした◎
店に来るなり
意気揚々と

『いやぁ、今日はついに、一升カレーフェスティバルの日だな!』

なんて、勝手に祭りに仕立て上げている一馬

『ルーの準備は万端です!』

とこだわりゼロのルーをアピールするヤス

『あんまり体調が良くなくてさー』

と、早々に牽制球を送る神谷
様々な思いが交錯する中

お米も仕込んでおこうか、と

ジャーの内釜を手に取り見た瞬間に戦慄が走りました

一升炊きだという触れ込みで買ったはずのこの炊飯器

内側に11の数字が◎
『この釜、11合まで炊けるのか、、、』

これは、無謀な戦いに挑む僕らへの最後の試練

そう思い込むしかなかったのです
が、

ミスター向こう見ず神谷がその釜の挑戦を一蹴
『4人で11合って、キリが悪くねぇ???』

『線書いてないけど、きっと
12合はいけるっしょ』
『イイねそれ!』
僕らの1升カレーは進化を遂げて
まかないの時間を迎えることとなったのです◎
つづく

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