• 2009年5月24日
  • BY 道太

成長

88歳のおばあちゃんにとっては、きっと僕ら以上に
ものすごく大きな一大イベントでした◎

ほとんど自由の利かない体を何とか動かしながらの東京旅行だったと思います◎

おばあちゃんにはかなり無理をさせちゃったけど
東京に来てくれて、本当に嬉しかったです◎

僕の大好きなおばあちゃんを
僕の大好きな青二才スタッフに会わせることができたり

おばあちゃんが若い頃過ごした浅草で
案内していて、でもやはり50年前と比べると
街の雰囲気変わっちゃってたりして少し寂しそうだったのに

浅草寺の本堂はやはり変わってなくて、
ま、全然バリアフリーではないのに
本堂に向かう階段を見つけると『私もお参りする』と
車いすを降りておばあちゃんにしたら長い階段を上って
お参りする姿に、50年前のおばあちゃんを見たり

おばあちゃんの大好きな従姉妹のお見舞いに行って
お互いの若い頃の話に花が咲いたり

きっと、東京の街に来たことで
なんとなく、若返った気がします◎

あんなにアクティブな姿を見るのがこちらも嬉しくてしょうがなかったですね◎

そんな中、僕の話なんですが
一番嬉しかった、ちょっと自分が好きになれたこと◎

まだ、台座状態のものしか見たことなかった東京タワー◎

僕ら兄妹は、どうしてもこの展望台に今回おばあちゃんと一緒に上りたい◎

と思っていました◎

東京タワーの麓に着いたとき
僕だけ少し先を歩いていたので
その流れでチケット売り場へ

そして、その流れで

『大人のチケット5枚お願いします』

つい、この間まで
母にもおばあちゃんにもお小遣いもらって生きてきたのに

今、

自分の稼いだお金で
『おばあちゃんもお母さんも、妹まで東京タワーに上れるようになったんだ◎』

ま、僕がそこで払わなくとも
母なりがお金は出してくれたと思うのですが

自分で出せた喜び、これがホントに嬉しかったですね◎

あ、ちゃんと大人になりつつあるんだ僕も◎

んで、おばあちゃんも東京タワー上って喜んでくれました◎

ただ
昔の女性なので自分はいつも後回し
『お先にどうぞ』とか『私の分まで食べんさい』とかとか

僕らが休みを取ったことも
従兄弟の三四郎君が車でずっと都内を連れて行ってくれたことも
車いすを兄妹で交代交代で押して歩く東京も

全てが、きっと、どこかで『私のためにありがとう』というより
『私のためにごめんね』と思っていたのだと思います◎

そんなことないのにね◎

50年前に東京で過ごしたおばあちゃんと
50年後の今に東京に過ごす僕らと

一緒に歩くことで
50年前のいいところも
今のいいところも
その反対も

少しだけですが分かったような気がします◎

でもね、本当に無理してきてくれてありがとう◎
めっちゃ楽しかった◎

次は一緒に海外かな◎

よし、頑張って働いてお金貯めるね◎
それまでに今以上に元気になっていてください◎

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