• 2015年5月10日
  • BY kamiya

onko-chishin

本日

2015年5月10日

あれからもう7年と9ヶ月が、

長いけど

時間はあっと言う間に過ぎて

日付でいえば明日にも

大切な人たちを神保町という新しい場所で

迎えるわけです。

うまくは言えませんが

卒業式と入学式を同時に迎えるような気分です。

実は最近

何度も何度も

日記を書いては

途中で何を書きたかったのかわからなくなり、

どう書けばうまく伝わる言葉になるのか判断できず

終わりを迎えない日記が

たまっておりました。

が、

なんだか昨日のTWOの日記を見て

やっと終わりまで書けるような気になったので

今じっくりと

真新しい匂いのする静かな暗い店で

パソコンに向かっています。

連日

朝から晩まで

昼から朝まで

夜から昼まで

ここで色んな気持ちを持って

準備をしてきました。






同じビルの他の店は


もうとっくに帰っているし


着々と準備を進めています。




もう何店舗もこんな店の立ち上げをしているんだろう。


余裕を感じます。




それに比べて


青二才は余力のある会社ではありません。


とても無理をさせて


他のスタッフに阿佐ヶ谷と中野を守ってもらい


右往左往

みるみる減っていく時間にあせりながら

なんとか形になってきました。

そして

阿佐ヶ谷でも

中野でもない

神保町という街の立派なビルに

それはそれは

僕らにはもったいないような

贅沢な店ができました。

ですが

なぜか

とても寂しくもあるのです

寂しい、というとちがうかもしれないけど

今もひとり

阿佐ヶ谷での7年のことを思うと

実は涙が出て出てしかたがない。

17年前

岐阜から上京する新幹線の中で

声が溢れるほど

泣けてしまったことを思い出しました。

こころよく送り出してくれる家族に

どこか申し訳ないような気持ちと、


何より育ててもらった感謝の気持ちで

そうなったんだと思います。


男兒志を立てて鄕關を出ず


學若し成る無くんば死すとも還らず


いろんなものを残して出てきたから


そう強く思ったのだとおもいます。

今回も

たかだか30分も電車に乗れば着く

そんな場所なのに

阿佐ヶ谷で育ててもらった長く短い時間が

そう思わせるのかもしれません。

みんなに育ててもらった青二才なので

みんなに恥ずかしい思いをさせない店を、

自慢できる店を、

作るつもりです。

田舎にいる両親にも

もちろん

一緒に働いてくれているうちのスタッフにも。

それが僕にできる恩返しと思っています。

神保町青二才はそんな場にしたいなあ。

最近家に帰ってなくて

それでも飯を作ってくれてて

毎朝電話をくれる嫁にも

恩返ししないとな。

ほんと、いつもありがとう。

やっと家に帰らない生活も卒業です。

そうそう

もうひとつ。

プレオープンの日

一番初めに来てくれた人の分は俺がおごりますね。

なので

その人は次の人におごってあげて下さい。

次の人はその次の人におごってあげてください。

その次の人はまた後の人の分をおごってあげてください。

そして

最後のひとは

山ちゃんにおごってあげてください。

『しかたねぇから行ってやるよ!』

なんて言っていた山ちゃんも含めて乾杯しましょう。

楽しみにしててくれたからね。

いろんな気持ちの詰まったお店

どうぞ楽しみにお越しください。

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