• 2010年9月7日
  • BY 道太

地獄の続き

店内にその音楽が流れると
自動的に体と言うものは反応してしまうらしい◎

人間とはいかに優秀な犬かと思う◎

餌に反応してしまうんだもん◎

まだ残っているから揚げを前に
音楽が流れ、当たり前のように暗転

もう、から揚げが登場するのは
火を見るより明らかだ◎

絶望の淵に立たされる面々◎

とりあえずの目標設定を
一人10個計算の40個とでもしていたのであろう◎

しかし、ここは僕とマー君の心理作戦勝ち◎

でっかい器に大事に
盛られたから揚げは一個のみ◎

恐怖に慄く一行に一個のみのから揚げでフェイントをかけたわけだ◎

あんなに気持ちいいと思ったのは久しぶりだった◎

なんとかその一個も含めて
41個のから揚げを完食する一行◎

ホッと胸を撫で下ろし、仰け反るように
背もたれにもたれ掛かる面々◎

しかし、再び暗転

これで終わっちゃあ
から揚げ修行と言えるくらいの物だ◎

本当の地獄はここから始まるわけで◎

チャラーラーチャラーラーチャラーラー

今までとは違う
ポップな音楽だ◎

ただ、それは
不屈の精神で頑張る、あのテーマ

そう、ロッキーのテーマソングだった◎

ぐったりし始めている面々の前に
再び、から揚げの山が置かれた◎

その数、12個◎

男女2人ずつのこのチームは
すでに女の子一人が限界に達している◎

虚しく流れるロッキーのテーマソングと共に
絶望感たっぷりの4人◎

ただ、彼らは頑張った◎

そこに山があるから

と、その山を登り始めた◎

途中、普通の体勢が苦しくなり
胃の下のほうに、物体を落とす作業

かの大食いチャンピオン『ジャイアント白田』
やった、アレを見た◎

4人中半数が関西人なので
よく喋っていた、前半戦が懐かしい◎

もはや、みな口を噤んでいた◎

ビールではなく
黒烏龍茶ハイでから揚げを体内に
滑り込ませる者◎

キャベツと一緒に食べることで
『これはサラダだ!』と自分を信じ込ませる者◎

たった一つのから揚げを
箸の先で摘んだまま5分が経過する者◎

富士登山で使った酸素ボンベで
酸素を吸入する者◎

それぞれ、みな戦った◎

が、、、、、

再び暗転。。。。。

ダースベイダーのアレが流れた◎

もう、絶叫する体力もないままの彼らの前に
また、一皿置かれた◎

それは

から揚げジェラート風デザート笑

カシスシャーベットの上に
から揚げや、バニラアイスをミキサーで
シェイク状にしたものを上にかけて
さらに、スライスしたから揚げを三枚トッピングするという

前代未聞のデザートが置かれた◎

スタッフを含めて

カウンターにいたお客様が

そのシェイク状のものの味見をした◎

いや、味見できなかった僕は。。。

とんでもない

とてもじゃないけれど

食べれたもんじゃない◎

臭いだけで十分だ。。。

あんなもの、お店で出すなんて
どうかしてるぜ!

としか思えないような物だった◎

というか、出しちゃいけない、絶対に。。。

バニラの香りに
鶏肉の持つ動物の臭い
そして、不自然なオイル感

なによりも下味でつけてある
ニンニクや生姜の香りが一番辛さを引き出している。。

バニラアイスに
カシスシャーベット
チョコレートソース

そしてから揚げ◎

から揚げが無ければどんなにいいだろう◎

そんな、とんでもない物をテーブルに置かれた彼ら

しかし、この後僕らは度肝を抜かれた◎

『これ、超美味しい!!』

目と耳を疑ったが
ちゃんと食べてる◎

美味しそうに◎

あぁ、地獄で散々な目に会った
彼らは、もう、完全にから揚げと言うものに
麻痺してしまってるんだ◎

しかし、そのアイスのおかげで
一回、リセットできたのか

最後の追い込みをかけて
ついに、最後の一つまで

完食◎

無事に、地獄からの生還をした彼ら

きっと、翌日は散々な胸やけに襲われていたであろう笑

さてさて、そんな

から揚げ地獄◎

皆さんのご参加奮ってお待ちしております◎

そうそう、

ラストオーダーや
お会計も終わり、安心して座っていた彼ら◎

これは意図せずになのだけど
神谷が音楽のつなぎを失敗して
CDを間違えて、ダースベイダーのイントロを
少しだけ流してしまった◎

店内、他のお客様は何の反応も無かったのに

一階、一番奥に座した4人から悲鳴が上がったのは
言うまでも無い◎

人間とはやはり
優秀な犬だと思う◎

さすがパブロフさん◎

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