• 2009年6月21日
  • BY 道太

雨の日の寄稿

前回の【そらまめのめにゅう】に引き続き第二段寄稿作品です◎

今回のテーマは【雨だけど元気になれるような文章を】として
出させていただきました◎

さてさて、以下が送られてきたものです◎

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梅雨入りして久しいですが、皆様は如何お過ごしでしょうか。
長らく続く湿度で気分も滅入りがちになることと思います。
憂さ晴らし、とまではいないでしょうが、
わたくしの話に耳を傾けてみるのも一興かと。
どうぞ、お付き合いくださるとこれ幸いに御座います。

雨の日と云うと皆様も調子が悪いことが多いかと思いますが、
わたくしの体調も例外なく芳しいことはなく
頭痛や眩暈がして寝ていることが多いのです。

だからと言って、雨の日が嫌いというわけではありません。
雨の日は、様々な感覚や思いがまさに雨のように脳裏に降り注ぐので、

思考のちょっとした粋狂な遊びが出来るのであります。

さて。

その粋狂な遊びをひとつ。

雨の日は特に眩暈が酷く、寝ていることが多いのです。
目を瞑っている所為か、わたくしの五感は視覚以外の臭覚や聴覚に集中するようで、
いつも目を使って見ている世界とは違う世界が頭の中に広がります。
濡れたアスファルトの上を走る車のタイヤの音、屋根に落ちる雨の音、
水道の蛇口から漏れる水の音(あ、きちんと蛇口を閉めなくてはなりませんね)

五線譜に踊る音符を「おたまじゃくし」とは良く表現したもので、生き物のように雨音のリズムが脳裏で踊ります。

少し深呼吸をしてみましょう。

この時期だと土の湿った匂いを運んでくるような
初夏の匂いが雨と共にわたくしの嗅覚を刺激します。

そうして雨の日の水たまりで遊んだ子供の頃の記憶や
雨の日独特の湿ったノートで勉強した学生の頃の思い出や
色々なものも運んでくるのです。

止まない雨はないということ

晴れがあれば雨があること

笑う日もあれば泣いてしまう日もあること

そんなことを体験できた過去を愛おしく思えるわたくし自身が今いること

そしてそんな自分に気が付くこと

色んな雨音を聞きながら思考の旅に出ます。
そうしていつしか夢の中です。
目が覚めれば、雨があがり朝露に濡れた草木に出会えるのです。

一の事象から十の素敵と綺羅星のような感覚を見付け出せる
そんな現状を誰が嘆きましょうか。

雨に濡れることを怖がるようになったのはいつからか

雨ならば雨に濡れても良しとする恰好で雨を楽しめばいい

濡れたら乾かせばいい

汚れたら落とせばいい

そう、進め進め◎

まあまあ。
わたくしったらこんな人生の訓戒のようなことまで説いてしまう始末です。
お遊びが過ぎましたでしょうか。

雨は空からの贈り物
梅雨は夏への序曲
雨が降って気分が滅入りそうになりましたら目を瞑って耳を澄ましてみてください。
いつもとは違う世界が見えてくるかもしれません。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。
またどこかで、わたくしのよもやま話に耳を傾けてくださると
これまた幸い至極に御座います。

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勝手に8文字加えちゃいました笑

by道太

ではでは◎

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