男は大変だ
時と場合によって
俺(オレ
と
僕(ボク
と
私(ワタシ
を使い分けなければならない◎
さらに、実家に電話するときなんかは
オレオレ詐欺にならないように
『あぁ、道太だけど』
と、名前から始めるようにアピールしている◎
最近、私から母の携帯電話にかけるような時も
どうも癖で『道太だけど』が
直らない◎
そもそも、その『道太だけど』
なんていう言葉に意味は無い◎
向こう側の画面にもきっと『道太』と
出ているんだろうから
出る前に、私からの着信だってのは
分かっちゃっている◎
なのに、その言葉を言わなければ
その後の言葉が続いてこないような
全てのきっかけになる起点の言葉だ◎
まぁ
一度電話に出てしまえば
とっくに、母は私からだと気がついているので
最初の『道太だけど』以降は
全て、オレで通す◎
この日記を書き始めて以来
私は全て、自分の呼び名は
ボクで通してきた◎
が
日常生活や営業中のスタッフ間での会話など
ほとんどの場合において
私の生活は『オレ』でまかり通ってしまう場が多い◎
毎日、スーツに身を包み
社会という海に出る方々と比べて
圧倒的に『ワタシ』率が低い◎
『ワタシ』を使う場合なんてのは
実際のところ、普段ほとんど会わない仕事がらみの人と
お店のパソコンで連絡をやり取りする時と
ご予約の電話で、最後に
『ワタシ、小椋と申します。何かまた、ありました際は小椋宛まで宜しくお願いします』
という場合、の2パターンぐらいで収まる始末◎
そうやって
思っていたら
男は外向けの顔を
場合によって使い分けなければならない
のだと気がついた◎
確かに
日常一番使う
『オレ』はほとんど無意識で使ってしまうが
この日記上の人格である
『ボク』は、誰が見てくれているかも分からない場所へ向けての
ちっちゃな保険のようなものなのかもしれない◎
今では、無意識で日記上になると『ボク』を使ってしまうが
そもそもは意識して使っていた◎
さらに、一番登場頻度の少ない
『ワタシ』という人格についてなどは
今でも、使う際にちょっとドキドキしちゃうくらいのものだ◎
(社会人の方から見たら、異常だと思いますが。。)
だが、そのドキドキ感も
場慣れこそが唯一の治療法である気がしてならない◎
練習の成果を
試合で出すには
より実践に近い状態で
緊張感を持って、練習を繰り返すのみだ◎
よし、今までマイナーだった
『ワタシ』率を上げる訓練をしよう◎
必要か必要じゃないかなんて
この際は関係無しだ◎
とっさの時に
その引き出しが自然に使えなければならない
場合もあるはず◎
・・・
とりあえず、今、この文章を上のほうまで戻って
『ボク』と書いていたものを
全部、『ワタシ』にしてきた◎
そして、それだけだと
言い回しがカジュアルすぎたので
ちょっと変えてきた◎
よし、こうやって一歩ずつ◎
『あ、そうだ慎矢、ワタシの携帯どっかで見なかった!?!?』
『道太先輩、どうしたんすか!?気持ち悪いッス。。』
よし、やめよう◎
ボクは僕で
オレは俺っす◎