豚肉とこま切れ野菜を胡麻油と味噌で炒める
そしてそれをオンザライス◎
白いご飯には、
豚の肉汁と野菜のシャキシャキ感が
もうね、ベストマッチですよ◎
あ、
肉野菜味噌炒め定食の話ね◎
今日、バックルームに居たら
マー君が上がってきて
『道太さん、豚汁定食ってのはアリなんですか!?
俺的には絶対にナシなんですけど!』
と言う
どういうことか、もう少し聞くと
お好み焼きでご飯が食べられないように
豚汁でご飯食べないッスよね!
と言う事、修学旅行の、おやつのボーダーラインを行ったり来たりするバナナのように
おかずボーダーラインの上を人それぞれで彷徨っていて
マー君の中で豚汁は、定食界におけるおかずの地位まで登りつめてない
と言う事らしい◎
お好み焼きだろうが、豚汁だろうが
白いご飯を、どんぶり三杯食べることの出来てしまう僕は
きっと、おかずラインが相当低く
『下は15歳、上は還暦までオッケー!』と言う
大学時代の後輩、某Yの如きストライクゾーンの広さなんだろう◎
さて、話は豚肉に戻るが
豚汁も、肉野菜炒めも材料はさほど大差ない
が、素材の使われ様によって
僕みたいなストライクゾーンの広い人間に出会わなければ
せっかくの手間をかけられても
『こんなんじゃ、ご飯食えないよ~』と文句を言われてしまう
なんなんだろうこの世の不条理は◎
豚肉冥利に尽きないじゃないか◎
オトコ飯で
しょうが焼きなどに使われれば
トゥーさんなんかは、のこのこと休日出勤がごとくお店に現れるし
豚肉のステーキを楽しみにしている人だって知ってる◎
たまたま、豚汁に姿を変えただけで
マー君には『おかずにはならない』と言われてしまう◎
が、
が、
きっと
どうしても豚汁じゃないといけない時がある
冬になり
寒くて寒くてしょうがない日
自転車を肩をすくめながら漕ぎ
やっとの思いで
家に帰った時
一番嬉しいもの
しょうが焼きか?
否だ
肉野菜炒めか?
否だ
ステーキも、カレーも、ハンバーグも
全部全部否だ◎
そこにはきっと揺るぐことの無い
豚汁しか居座ることの出来ない椅子がある◎
二日酔いの日の朝のミョウガがたっぷり入った、ナメコ汁みたいな席だ◎
適材適所◎
豚汁だってぜんぜん不憫じゃない◎
僕は今日も、豚汁に姿を変えた豚肉に感謝しながら
七味を上から少しふりかけ、大根や人参なんかと一緒に豚肉を乗せ
汁を啜り、白いご飯を食べるのだ◎
この幸せを知っている僕は
勝ち組だ、と、思いつつ今日も
まかないを感謝しながらいただきました◎