阿佐ヶ谷の青二才で働いていた、あれは何年前だっけな
目と鼻の先ほどの近所に住んでいたお客さんが
『ちょっと醤油が切れちゃったから、少し貰えない??』と
赤いキャップのー
両側から醤油が出る設計のー
うーん、なんて言ったらいいんだろアレ
まぁ、いわゆるアレですよ
村上ショージが『しょうゆうこと!』って言うときに必ず持っているアレよ◎
そのアレを持って近所の子が『しょうゆを少し分けてくれないか』と言ってきている訳ですよ◎
嬉しいなぁと思ったのを覚えています◎
自分たちの居場所が誰かの居場所にもなっていると思えてね◎
それから数年、最近の僕はもっぱら中野のレンガ坂に居るわけですが
ここもここでね、相当に付き合いが濃いのよね◎
まず最初に話を持ちかけられたのは去年の春だったか
近所にある飲み屋さんアガリコタラートのスタッフが
『生ビールの樽って余って無いっすか』
と、前日の発注ミスで届かなかった生ビールをうちに借りに来た◎
住宅街の中にある阿佐ヶ谷の店の立地とは違い
このレンガ坂は数十軒のお店が小さなエリアに犇めき合う激戦区◎
お店同士がいがみ合っていてもおかしくないと思っていたのに
生ビールを借りに来る気取らなさもここにはあるんだとホッとしました◎
まぁそれから一年、このレンガ坂でも色々なお店の方と仲良くなり
先月うちもおしぼりの発注数を間違えて足りなくなってしまったとき
裏にある萬感(ばんかん)さんに借りに行ったりしました◎
そしたら先週は
坂の下の方にある焼酎居酒屋 百伝さんが、うちからおしぼりを◎
一昨日はたまたま顔を出した貝料理屋の久遠さんがおしぼり切れだと聞き配達に◎
おしぼりだけではなく
レジの用紙だ、パーティ用の器だ、グラスだ、電球交換するときの梯子だ
などなど、お金以外のあらゆるものがぐるぐるしていると思います◎
昨日なんて
『うちのお客さんが鯖を釣りすぎちゃってさ』
と新鮮そのものの目が澄んだ立派な真鯖を持ってきてくれたり◎
やっている側が楽しい街って結局そこを好きな人が増えると思うのです◎
阿佐ヶ谷の飲み屋さん祭りもそう◎
僕らは飲食店という立場だけど
その町に居る一人の人間として◎
この街を好きになるために
何か面白いこと出来ないかな、なんて考えているのですが
やっぱり
このレンガ坂
この傾斜を利用して
なんとか
なんとか
流しそうめんがしたい◎
誰か一緒にやりませんか◎
流しそうめん◎
各店それぞれのスープを持ち寄ってさ◎
楽しそうだなぁ◎