神保町青二才ができて早一週間が経ちました◎
プレオープン、グランドオープンに際しては
びっくりするぐらい多くのお客様と、お花に囲まれて
自分たちだけでスタートするのではないな、と
深く深く再実感した次第です◎
ありがとうございます、頑張ります◎
この一週間、人生において
一番、頭を下げた一週間でした
こんなことを書くと
頭を下げるのが嫌だ
お前、社長だから頭を下げないんだろう
などと
思われてしまうかもしれないですが
もうね、断トツすぎるほど
頭を下げまくりました
プレオープンまでは
「来てくれてありがとうございます!」
と頭を下げました
だがここから
グランドオープンを迎え
一般の営業が始まると
予想以上の忙しさで
当初、初めの5月中はまぁ、緩やかなスタートだろう
徐々に宣伝してお客様を捉まえて行こう
などという予測は崩れ
せっかく来てくださった初めてのお客様
常連のお客様に対し
遅い、量が少ない、そもそも違う
などと厳しい言葉を頂き
そのたびに頭を下げ謝りました
楽しいことはすぐに忘れるものの
申し訳ない気持ちや、一方的かもしれませんが悔しい気持ちは
なかなかすぐに切り替えることもできず
ひとたびミスをしたテーブルの方には
お見送りをする時も
ありがとうございました
よりも
申し訳ございませんでした
の方が勝ってしまっていたりもしました
そうやって頭を下げるたびに
こんなことで本当にお金を頂いてもいいのだろうか
と思います
一緒に働いているスタッフにも頭を下げました
とても終電で帰れるような状況で無かったり
遅くまでやって、また朝早くに来てもらったり
みんなの時間をこんなに使わせてしまい申し訳ない
と、ずっと思っています
阿佐ヶ谷と中野のスタッフにも
頭を下げました
神保町に付きっきりになっていて
元々、僕と神谷がしていた仕事分が
乗っかってきてしまいました
さらに、神保町に既存店のスタッフが配置されたりするので
そもそもシフトが厳しくなり
ここでもみんなの時間を、とても貴重な時間を
青二才のために使わせてしまい
また、それぞれのスタッフの家族や恋人との時間でもあるわけで
そんな貴重な時間を使わせてもらっているのに
お客様に対して満足いくことができていない
申し訳なさでいっぱいで
こうやって神保町のお店で日記を書いている今でさえも
心の中では頭を下げっぱなしです
頭を下げることに抵抗はないですが
頭を下げざるを得ない現状が悔しく思います
一月下旬
銀行融資を断られた時のことをまた思い出しました
一月末に迫ったこのビルの保証金が期日通りには
到底払えなくなりました
住友商事の担当の方に連絡をして
「申し訳ございません、融資がまだ下りず保証金の期日を延ばしてもらえませんか」
二月にも審査が通らず、また連絡をしました
三月にもまた連絡をしました
そんな時、母親に電話で言われたのが
「あなたが頭を下げることで何とかなるのならば
どんどん下げなさい、それが今後のあなたの仕事」
と
その言葉から二か月
こんなにも頭を下げることになるとは思っていませんでした◎
ただ
これだけ回数をこなしてみて
初めて分かったことがあります◎
やっぱり悔しい◎
それも蓄積されていく◎
やはり頭を下げることではなく
頭を下げざるを得ない状況が悔しいと日々より強く思うのです◎
きっと感情が緻密で繊細な神谷は
僕以上に強く思っていることと思います◎
華々しいオープン
人で賑わう店内
そんな環境の中に居ながらも
悔しい思いがどんどん出てくる◎
母の言った
頭を下げなさい
と言うのは
その場を凌ぎなさい
ではなく
頭を下げて問題を認識しなさい
という意味だったのだろうと今思います
問題を認識して、解決改善に向かう舵取りこそ
僕と神谷の仕事なのだろう
そう思いました◎
うん、解りやすくていい◎
頭を下げるところに問題あり
問題を一つ一つ解決していくだけです◎
こんな気持ちを忘れちゃいけないな
と、久しぶりに自分の備忘的に日記を書きました◎
お客様ともスタッフとも一体となり
この空間で過ごした時間が楽しくてしょうがない!
楽しませてもらってありがとうございました!
あと少し、あと少しで
こうやって頭を下げることができるようになるはず
そのためにも今日も一つずつ◎
今日
この悔しさを胸に
この気持ちを忘れないように◎