ミャンマー
ミャンマー・・
ミャンマー・・・・
それからというもの、頭の中ではこの国のことがどこかに存在するようになった
ビザは必要なのか・・
あ、そういえばパスポート多分有効期限切れてる・・・
そもそも海外って行って何するんだっけ?観光?景色見たり?ご飯食べたり?
ミャンマーという国に行くことがダーツで決まったものの
なぜだかあまりやはりテンションが上がらず
それでも、みんなの意があるものなのでと
まぁ、パスポートぐらいは再申請に行くかな、などとゆったりと動いていた◎
1月16日の夜
多くの人でお店はあふれていた◎
そして17日へと跨った瞬間に「おめでとう!!」と
また多くの方にありがたく誕生日を祝ってもらった◎
この日、その後
数名の有志から念願のリヤカーを誕生日プレゼントでもらった◎
(これについては別日記を書きだします、そのうち◎)
寒い外で新品のピカピカのリヤカーを眺めていたら
神保町店スタッフのキッシー(岸田)が僕に歩み寄ってきた◎
僕はキッシーの放つ言葉で衝撃を受けることになった
「社長!社長は今、元気ですか!?
社長だからきっと色々と言えないことや
やらなきゃいけないこと沢山あるのは知ってます!!
知ってるんですけど、あえて言わせてください!
社長いま元気ですか!!?
色んな事に心から笑えてますか!!?
忙しいことに追われて、僕ら社長に負担かけすぎて笑えなくなってるんじゃないですか!!?
僕ら大丈夫ですから!
社長が笑ってさえいてくれれば大丈夫ですから!!
だからもう一度遊び心持って自由な社長になって帰ってきてください!
ホントに僕ら大丈夫ですから!!!!
信頼してください!!」
スッと
キッシーは
手に持っていた紙袋からピクルスを漬けておくような瓶を取り出した
「これ、みんなが社長にって、これで思う存分遊んで来てくださいって」
手渡された瓶の中をよく見ると
小さく結ばれたお札がたくさん入っていた
「全員から集めました。みんなの気持ちです」
毎月なんとかお給料をみんなに渡しているが
決して多い額とは言えない
さらに子供が居たり、結婚していたりする家庭もある
営業が遅くなり店に泊っているスタッフも居たりする
朝の通勤ラッシュに電車に乗っているスタッフもいる
みんなそれぞれの生活があり、そのためには必ずお金が必要なのだ
瓶の中には1万円札、5千円札、千円札
僕が守りたいはずだったみんなの生活の一部が瓶の中にあった
守ってるなんて偉そうに、、、
勝手にそう思っていた自分が恥ずかしくなった
結局守られてたんだみんなに◎
「ありがとう◎大事に使うよ」
「足りない分は自分で出してくださいよ」
さっきまで泣きそうなぐらいの剣幕だったキッシーが
一つ仕事を終えてホッとしたような表情になっていた◎
さぁ、これで
全力でミャンマーに臨まなければ!
なんとなく行くのだけは止めよう!とことん楽しもう◎