子供の頃、動物が好きだった僕は、図書の時間はいつもいつも、1~6年生まで図鑑ばかり見てました。
爬虫類、哺乳類、鳥類など大きな括りのものから、カエル、犬、フクロウと細かく分類されたものまで、図書館にある図鑑は全て目を通していました。
ある時通信簿にこう書かれたことがあります。
「たまには文字の書いてある本も読みましょう」と。
僕は思いました。
「図鑑が好きなだけで、別に文字が読めないわけでも、途中で飽きて一冊読み切れないわけでもないよ!!」と。
親に心配かけんのも悪いし、飽きっぽいと思われるのも癇に障るし!!
って事で借りてみたのがシートン動物記。
実際に読んでみるとチョー楽しい!!!
なんてことにはならず、周りの大人の心配通り文字ばっかりで飽きちゃいました。
それ以来、「僕は読書にむかない人間なんだな」と悟り、読書とは縁を切りました。
それからどれほどの月日が経ったのかわかりませんが、一冊の小説と出会い読書嫌いを克服し、活字の楽しさを知りました。
今日読みかけの小説を読み終えて、なんとなく思い出しちゃった。
シートン博士は文才が無かったんだな、きっと。