何となくいつか来るのではないかと思っている
なぜなら、タバコのようにどんどんどんどん世界中からアルコールというものが追いやられてきているから。
それに加えてこのコロナの1年半ぐらいは、空白を産んでしまったような気がする。
本来、伝えて、引き継いでいくべきものが文化だと思うんだけど
ちゃんと堂々と伝えることもできず、引き継いでもらうこともできづらい1年半が経ってしまう。
学生時代、何となくカッコいいから、とスノーボードをやっていなかったらきっと僕の人生一度もスノーボードの入口をまたぐことなく終わっていくことになっていたかもしれない。
僕がまだロッククライミングだって、スカイダイビングだってしたことが無いのは強烈かつ、身近な入口がそこに無かったからだ
何もなしにフラッとロッククライミングやってみたいと思うことなんてあるだろうか
やはり、身近に誰かやっていて、というのが最もポピュラーな入口なんだろうと思う。
お酒においても、こういった類で同じようなことになっていくのではないか
身近で教えてくれる人、かっこよく飲んでいる人、誘ってくれる人が
居なくなったら、入口の分からない時間はハードルを上げる。
僕だって今さらロッククライミング・・・となる
この1年半の代償はものすごく大きい。まだ渦中にいるから気が付かないかもしれないけれど、このトンネルを抜けた時に
あれ?お酒ってなんだっけ?
とならないように。今から、もう遅いかもしれないけれどそれでも出来ること
リスタートの準備が大事だと。
この文化は無くしてはならない。
ポケベルだって、ワープロだってもう見ない
そういったものでなく、長く続いてきている地歌舞伎をどれだけの人が知っているだろう。
出汁の引き方をどれぐらいの人が知っているのだろう。
もしかしたら、カップヌードルの作り方も分からない、って言っちゃうような時代が来るかもしれない。
お酒の文化は無くしたくない。そのためには今何が出来るだろう。