最近、三才の現場に入ることが多い。
僕は魚の仕込みをしながら、隣で別の仕込みをしている勇太と話すと自然と高校野球を好きになりだしていることに気が付いた。
テレビのニュースやSNSでも情報は入ってくるのに、聞き流していたのだろうと思う。
勇太は高校時代に本気で甲子園を目指していた高校球児だったこともあり専門的な知識は備えているのだが、専門知識をひけらかされるだけでは僕がそれを好きになることはない。
何がそんなに僕の心を動かすのだろう
ふと、
「あぁ、勇太は本当に野球が今も大好きなんだなぁ」と感じた。
それなのじゃないかと思う。
他人には他人の脳があり体があり、考え方がある。
だから基本的には他人である人のことは全く理解できない(はず)。
でも、高校野球のことを嬉々として話す勇太のその言葉達にはきっと本人の素の思いが乗っかっているような、勇太の脳から直で出てくるまごうことなき言葉達だったのだ◎
言葉があることでその人のことをより知ることができる。
それがアイドルでも、世界の七不思議の話でも嬉々として話す人の言葉には嘘が無く、噓をつく必要もなく直に心に来るからそれが楽しくなったんだと思う◎
サンクチュアリの話をするみゆきも、小野象平さんの器の話をするときのひーちゃんも直で心に届く言葉達だ。
べらべらと話すのは苦手だけども、一つ一つの言葉がちゃんと相手に届きますようにと願いながら
言葉に感謝して今日も仕事に入ろう◎