【僕らの愉快な夏休み】ねぶた編

投稿日:2009年8月9日 道太

テントサイトへ着いた僕らは
少しだけ青空の下で仮眠と言うものをとった

と思います笑


あ、とってたやっぱり◎

酔って寝たので
横になったと思ったらすぐに起きる時間が来てました◎

去年はテントが水没するような
雨の中でのねぶた祭だったのですが
今年はそんなこと無いだろうと思っていたら

夕方になり、雲行きが怪しくなってきました◎

西の方から重い黒い雲がどんどん近づいてくるのです◎

そうなると、必然的に始まるのが
犯人探し=雨男、雨女探し

です◎

ぐるっと見回すと

神谷だ◎

この神谷という男、雨を降らすと言うことにおいては
抜群の安定感を持っているのです◎

野球の世界で言えばイチローのバッティング

相撲で言えば全盛期の千代の富士

バスケットのディフェンスで言えば陵南高校の池上

それとも、すっぽんディフェンスの一之倉か

まぁ、
それくらいの安定感を持っているのが神谷です◎

神谷が仕事休みでどこかに出かけようものならそこの土地だけ雨が降り

晴れが続いている沖縄では、神谷滞在期間の3日だけ奇跡的な豪雨

開店前に行った河口湖キャンプでも雨が降り

去年のねぶた祭もそう

雨雲を常に引き連れながら歩くのが神谷です◎

さっきまで晴れていた空も
嘘のようにねぶた祭の開会に合わせて雨を降らせてくれる

もう、奇跡の人です◎

縄文時代、弥生時代にいたら
神様と崇められていたのではないでしょうか◎

あ、

神谷⇒神谷様⇒神様

そういうことだったのか笑

ものすごく話が逸れましたが
閑話休題

まぁ、そんな天候になってきましたが

新しく女子三人も増えたねぶたクルーは

ねぶたの前に雨が降ろうと、槍が降ろうと

19時10分、市内にこだまする打ち上げ花火の音と同時に

街中から聞こえる歓喜の声

一斉に始まる太鼓や笛の囃子の音

そんなん聞いちゃえば、何が何でもテンションは上がってしまうのです◎



ねぶたの【跳ね】でやることって基本的には

衣装の色んな所に着けた鈴を鳴らしながら体を揺らすようにピョンピョン跳ねながら進む

『らっせーらー、らっせーらー、らっせー!らっせー!らっせーらー!!』

との掛け声に

『らっせーらー、らっせーらー、らっせー!らっせー!らっせーらー!!』

と大声で返すことぐらい◎

あとはそれをエンドレスにつないでいくことだけです◎

上手いも下手も無いのです◎
初めて来た人でも、守りに入ることなく
自分の壁を一枚破っちゃえば、何にも問題ない◎

休みの過ごし方で
南の島の誰もいないビーチで、ハンモックに揺られて俗世間を忘れてゆったり過ごす

の、とは真反対の過ごし方

大声で叫びながら街中を運行して、頭の中を祭で一杯にしちゃう◎

そんな感じです◎

その時その時間は、100%それしか考えられないのです◎
頭の中のデトックスですね◎

実際今年も酔ったわけじゃないのですが
それから先はあんまり覚えていないのです◎

去年より

体が重かった。。。

のだけはまったくもって否めないという悲惨な状態にも気づいてしまいました◎

来年こそはねぶたに照準合わせて体力つけなきゃ◎

大声と、体中の筋肉と、真っ白になる頭の中だけど
精神力で持った二時間

その最後は21時の花火で終わるのですが
最後の『らっせらー』を渾身の声で響き上げたあとは
みんなと抱き合うんです◎

男女だろうが

汗まみれだろうが

知らない人だろうが

もう関係ない◎

ガラガラの声で『お疲れっしたー!!』って◎

その祭を目の当たりにしたら
最初は自分の壁を破るだけなのに
最後には、みんなとの壁も一切ない
のです◎

大きな祭だなあ◎

もうほとんど自由には動くことの出来ない足を引きずって

至福の

温泉へ◎

今年一番に気持ち良い風呂でした◎

そして、23時ごろ温泉を出た一行は
高速道路で帰る風流舞の皆さんの車に分乗して
その日のうちに青森を出発

一路、東京羽田を目指すのでした◎

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