神保町店閉店◎
コロナ禍が始まりおよそ一年後、とてもとても晴れた三月末の昨日
僕らの一番大きなお店であった神保町店が閉店しました。
朝から気持ちよく晴れていて
テレビでは中国からの黄砂が舞っているなどと言われているのに
風が吹くたびにテラスの外にある桜の花が舞い散るのを見てはなんだかこの日がずっと続くような気がしたものです。
いやぁ人生ってなかなか思い通りにいかないもんですね、
でもだから楽しい気がします◎
早くして死んでしまった僕の父親、父の葬式で喪主の母が
参列してくださった方に言った言葉
「一通り寂しんでもらった後はせっかくこんなに人が集まっているんだから、たくさん飲んで笑って過ごしてやってください、だってそういう人でした」
と◎
ずっと、こう思っていました。
父が死んでこんなに辛い時なのに、うちの母親は精一杯強がって、自分を、周りを不安にさせないような言葉を出すことによって精神を保っていたのではないか、と。
でも、何となくだけど今、違う気持ちかもしれないと思うようになってきました
母はきっと本心からそう思っていたのではないか、と。
自分の心に忖度せず
別れみたいなもんはいつだって寂しい気持ちはあるけれど
その別れより
これからも続いていくことの方が大切だからこそ、と◎
未来へ向けての言葉だった気がします◎
最近エネルギーのベクトル、方向性について気が付いたことがありました。
去年の夏、末期がんの宣言を受けた元スタッフの杏理
青二才の元スタッフだからというだけで多くの方から
たった一日で245万円もの寄付や、手紙や、思いを受け取りました。
その全ては一人一人の皆様から杏理への思いとして◎
彼女はその一つ一つの思いを大事に胸にしまい辛い辛い闘病生活を越え
奇跡的な寛解というフェーズにまで達することが出来たのです◎
杏理寛解!
の一報が多くの方の笑顔につながり
不安な人の希望に繋がり
受け取る一方だった杏理はいつしか人に与える人になっていたのです◎
エネルギーのベクトルが180度変わっていました◎
病気にとってどんな心理作用がどれぐらい効いたかは分かりませんが
きっと人の心の力っていうのはでかい◎
そしていま、青二才がどれぐらいの人にどれぐらいのエネルギーを与えられているかは分かりませんが
まだまだ与えられてばかりな気もしています。
うちの母親のように、杏理のように
与えることの方が大きなチームになりたい◎
神保町店が無くなることは寂しい気持ちもありますが
まだまだこんなところで止まっているわけにはいかないのです
まだ人に何かを与えられたという気持ちは無いのです◎
新店舗や、沖縄や、その他まだ温めている新しいチャレンジが山積みです
現場を去る人も居れば、来年の今頃にはまだ見ぬ誰かが仲間として加わってくれていますきっと
青二才はどんなことにも決して負けない
強い力を一つだけ持っていると思っています
人!
人!!
人!!!
店舗が無くなろうとも、人がいる限り青二才はこれからも続きます◎
その、青二才を支えてくれている、応援してくれている人のために
僕らはとことん純真でありたいと思うのです◎まだまだ全然ゴールの見えない、ただの中継点です
そんなことを考えていたら、もう人生って楽しくて楽しくて◎
昨日は酔っぱらいすぎました案の定
でも青い心でこれからも変わらずたくさんの人を僕らおじさんの青春に勝手に巻き込んでいきますので一つお付き合いのほどよろしくお願いします◎
神保町閉店!
ここからまた刺激的で踏ん張らなければならない普通の日が始まる◎
進め進め◎