透明な青
どうもTWOです。
中野店のスタッフ紹介は
杏理にお任せしたので
他の事でも書こうかな。
今回は何故かわかんないけど
ずっと好きな『空』のお話。
「何で空が好きなの?」
って聞かれると全く答えられない。
ただ漠然と『好き』
としか答えようがなくて
例えば大好きな「しょうが焼き」なら
「味が好き」
「ご飯が進むから好き」
例えば「CAP」や「スニーカー」なら
「洋服に合わせて遊べるから好き」
「色や形が好き」
はっきりとした一言で答えられる。
ただ『空』は「好き」の曖昧な一言でしか答えられない。
『空』って毎日そこにある。
空間?
場所?
何なんだろう?
そんな『空』は
気にしなければただの景色の一部。
でも気にするともの凄く面白くて
同じ『空』は二度となくて
「あ、綺麗な空だな」
と思ってもその瞬間の『空』であって
その綺麗な瞬間の『空』をカメラで撮っても
それは次の瞬間の『空』で
「綺麗だ」と思った瞬間の『空』ではなく
また別の『空』に変わっている。
そんな『空』は
もの凄く広くて
両腕を広げても包み込めなくて
そして、もの凄く高くて
どんなに腕を伸ばしても届かなくて
でも、実はもの凄く狭くて低くて
少し腕を伸ばした所も『空』の一部だったり・・・・
そんな『空』は
どこまでも続いていて
遮るものが何も無くて
日本の『空』も
アメリカの『空』も
ドイツの『空』も
オーストラリアの『空』も
トルコの『空』も
ペルーの『空』も
ベルギーの『空』も
中国の『空』も
南極の『空』も
全部同じ一つの『空』で
繋がっている。
そんな『空』は
どこまでも続いていて
遮るものが何も無いのに
都会の『空』は星が見えない
田舎の『空』は星が綺麗に見える
この国の『空』は空気が汚い
あの国の『空』は空気が綺麗
あの場所の『空』は・・・
全部同じ一つの『空』なのに
繋がってはいない。
そんな『空』は
全部を包んでくれて
全部を忘れさせてくれて
全部を祝福してくれて
全部を洗い流してくれて
全部を見つけてくれて
全部を隠してくれて
全部を輝かせてくれて
全部の答えを持っている。
そんな『空』が
広すぎて狭すぎで
遠すぎて近すぎで
穏やかすぎて荒すぎだから
『好き』
と曖昧な一言しか言えないのだろう。
限りなく透明に近い澄んだ
『青い空』
色は付いていないのに
その先は宇宙の暗闇に繋がっているのに
目に映る透明に澄んだ
『青い空』が僕は好きだ。