- 2008年6月8日
- BY 道太
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別れ
今日、営業中に妹の陽子からメールが来ていました。
『今しがた、ともちゃんが亡くなったって連絡が来たよ
わたしはすっごい悲しいよ。。。』
と。
ともちゃん
去年亡くなったおばあちゃんのところでずっと住み込みで働いていて
僕が生まれた時から、うちの兄弟をずっとずっと可愛がってくれていて
なんなら、うちの父親がまだ子供の頃から父親もともちゃんに可愛がってもらっていて
僕が小学生の頃はおばあちゃんのところに行くと必ず
ともちゃんがお菓子を持ってきて、僕らに与えてくれて
僕が中学生の頃は
ともちゃんだってそんなにお金を持っているわけでもないのに
毎年みんなにお年玉をくれて
僕が15歳の時に父親が他界した後は
会うたびに僕が知らない、父親の事を話してくれて
僕が大学進学で東京に来てからは
会うたびに『こんなに立派に育ってー』と父親と僕とを照らし合わせながら
毎回毎回涙と笑顔で迎えてくれて
でも、東京に来てからは年に数回しか実家に帰れないけれど
そして、ともちゃんにも年に数回しか会えなかったけれど
会うたびに腰は曲がり、耳も遠くなり、視界もきっとあまり良くなくなっていて
それでも、僕の姿を見つけると
『あれ?道太君帰ってきたんかね~??お母さん手伝ってあげんさいよ』と
僕の母を心配してくれ
体がどんどん不自由になっていってからも
生活が一人暮らしになってからも、寂しさはきっとあったろうに
気にかけるのは、話に出るのは、全部身の回りにいる人のこと
涙ながらに東京に帰る僕を見送ってくれたりする姿はもういないんですね。
ご冥福をお祈りします。
寂しいなぁ。。。