向くままに
月曜日、前日の夜に飲みすぎたお酒が
まだ体から完全に出きってないせいで
なかなか布団から出ることができずに
また、どう見ても重い雨雲が屋根の上には圧し掛かっているであろう
状況から、起き上がるということを今日だけはギリギリいっぱいまでしないでおこう◎
なんて、ゴロゴロうとうとしていました◎
すると、突然
携帯電話が枕元で鳴り響きました◎
見ると
『ノリ』
と◎
僕の携帯電話、ほとんどの人が
【苗字】_(半スペース)【名前】とそういうところだけは
A型気質で、整列して並んでいるのですが
その電話で出た名前が『ノリ』
と◎
このノリという男
井の頭公園の井の村時代に、公園でギターを弾いているところを声かけて
友達になりました◎
『焼酎あげるから、そのギターこっちのブルーシートの上でやってよ◎』と
体のいろんなところにタトゥーが入っていたり
たまに長い期間携帯が止まっていたり
どこに住んでいるかもわからないし
まして、『ノリ』という名前以外知らない奴でした◎
でも、毎週毎週、晴れた日曜日の井の頭公園で
共に飲んで、共に風を浴びて、ノリの優しいギターがいっそう公園を
すばらしい空間にしてくれていました◎
井の村をやらなくなって何年か、お互いしばらくまた連絡をとることもなく
その間に、僕は青二才を始めたり
そんなノリからのめちゃくちゃ久しぶりの電話にちょっとびっくりしながらも
懐かしさが溢れかえって
『わぁーーー!ノリ!!!!久しぶり!!!!』
と
「おーう!どうたー久しぶり!今何やっとるん?」
みたいな応答から
少しの時間話しました◎
前とちっとも変わらない話し方で声で
久しぶりなのに、ついこないだ一緒に飲んだ相手のような◎
ノリは今、京都に在住していて、まだ音楽はやっていて
月曜日の昼は、なんとなく賀茂川に本を読みに行き
その本を読みながら
ふと
『あれ?今って平成何年なんだっけ?』
と思って、
『誰かに聞こう』
となり
携帯のアドレスを見ていたら
【ドータ】
のところで何かピーンと来て
ふらっと電話をくれたみたい◎
でも、質問最初の一言が
『今って、いつだっけ?』
って笑
それも電話するための口実とかじゃなく
きっと純粋にそれを、ふと思ったのだと思う◎
海外にふらっと行ったり
ちょくちょく東京にライブしに来たり
京都の川辺でボーっと読書に勤しんだり
相変わらず、ゆるーい時間がノリの回りでは流れているみたい◎
『おう!また東京行くときは連絡するわー
ギター持って行くから青二才の中で弾こうかなぁ』
なんて言うノリに
『絶対やぞ!絶対連絡しろよー!』
って言って電話を切りました◎
ま、きっとまた
『おう!先週東京行っとった笑』
みたいな電話がフラッと来ると思うけれど
ま、それはそれでいいかな◎
電話で話したときが、話すべきときで
会った時が会うべき時で
きっと何にも変わらずお互いの人生を歩んでいくんだろうなぁ◎
なんか、
重い天気
とかそんなんどうでもよくなっていました◎
いやぁ、懐かしくいい電話だったなぁ◎