さじ加減
雨ですなぁ。
神谷です。
すっごい大事なのにいつも伝えきれない事があります。
〔青二才〕って飲み屋を始めて1年以上、
最近は気取って自分の店を “ダイニングバー” なんて言ったりして
調子に乗ってるな~、自分。って思ったりもしますが、
必要にかられてバーカウンターの内側、バーテンみたいなことをやらせて頂いて、
自分なりにちょっと勉強して、耕平に教えたりもして。
でもドリンクを教える時にいつも思うのは
『○○をちょっとだけ入れてシェイクして』とか
『甘めが好きだって言ってたから5ミリ○○多めで』とか
『普通より○○気持ち大目の○○ちょい少な目で』とか
『一杯目で飲むの早そうだから泡ちょっと少なめで』とか。
自分の中ではこの人にはこんなジントニックを出したいけど
この人の場合はこんなジントニックのほうが良いだろう、みたいなトコがあって、
自分で作ってるときには無意識にその人の事を考え、想い、
グラスの中の味を調節したりすることがあります。
そういうことが毎回おこるわけではなく、とっさのことがほとんどで、
だから余計に教えることは困難で。
こういうの普通の暮らしの中でもいっぱいあるよね。
自分しか分からないこと、考えないこと、
グラスの中で起こっていることに忠実に反応して、感じて、
想いの詰まった一杯を作っていきたいな~と思うわけです。
『考えるな 感じろ』ってブルース・リーだっけか。
んないっちょまえな事を書きましたが、
居酒屋青二才、これからもよろしくお願い致します。