越えてゆく

僕と神谷が出会ったのは
高校一年生の時◎

ま、クラスも違うし
ほとんど話さなかったけど◎

高校一年生といえば
まだ、誕生日が来るまでは
15歳という年齢◎

今日の誕生日で
いよいよ神谷も31歳◎

つまり、ざっくりとだけど
人生の中で
会っている年齢がついに追い越した◎

ここ何年か
同じ屋根の下に居る時間が
誰よりも断トツで長いわけだけど

そういう密度の濃さと
密度云々の前の時間の長さ
という両面が兼ね備わってきている◎

きっとお互いに
それぞれのプライベートも
あるけれど、それも尊重しながら
すごくいい関係になれている事に
僕は最大限の幸せを感じてしまう◎

僕がここまで
どうやって生きてきたかを
神谷は知っているし

神谷がここまで
どうやって生きてきたかを
僕は知っている◎

お互いに
それぞれが
バックアップメモリーを
所持しているようなもんだもん◎

こんなに安心なことって無い◎

まったくタイプが違う人間だから

神谷は僕に無い物を補い

僕は神谷に無い物を補う

なんて言えばかっこいいけれど

僕にだけあるようなものは
あんまり無いような気がするのも確かであって

神谷が居てこその僕

そんなような気がしてならない

いつもいつも
フォローしてくれてありがとう◎

お互いに
やりたいことが
やれるようになるには
あと少し◎

この年の頑張りだな◎

神谷が倒れないように
支えるのが僕の使命なので

僕が倒れないように支えててください◎

また、今日の酔いがさめたら呑もう◎

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