最近の鉄人事情
久しく
鉄人のお店【俺ん家】について
書いてなかったのですが
https://aonisai.jp/1623/
https://aonisai.jp/1779/
ま、たまーに
僕らも行くわけで
行ったら行ったで
やっぱり、何かしら
ここに記すようなネタが
自然と出てくるのです◎
先々月くらい
けっこうな豪雨の中
仕事後にフラッと行くと
店内に鉄人こと洋ちゃんは
おらず
従業員の子に
『あれ?今日、洋ちゃん居ないんだ』
と言ったところ
『さっきまで居たんですけどベロベロでした』
と◎
僕も知らないうちに
マー君が洋ちゃんと携帯番号交換を
していたので
マー君が洋ちゃんに電話をした◎
すると
『5分でそっち(俺ん家)に着くからちょっと待ってて!』
と◎
まぁ、僕らも飲み始めたところだったので
なんてこと無しに、飲みながら洋ちゃんが
来るのを待っていた◎
10分後
『なかなか、来ないなぁ』と
言ってた頃に、お店の扉が開いた
と
同時に
僕らの口も開いた
『今日、波が高くて時間かかっちゃった♪』
って
ここは東京砂漠の外れ、阿佐ヶ谷村
波立つ海なんぞあるはずも無い◎
その中を
海パン一枚に
ゴーグル姿で登場したのだ◎
もちろん、着替えなど
持っているはずも無い◎
完全にやられた笑
以前も書いた
ぶっ飛んだ
メニューの進化を
全て司っているのは
この男だった◎
一人で24時間営業
年中無休のお店を始めたのも
この男だった
いや、この漢だった◎
爆笑する僕らを
まるであざ笑うかのように
颯爽と隣に座り、飲み始める◎
30分ぐらい
一緒に飲み
おかしなことに
営業しているラーメン屋(一応)で
海パン姿の漢が同席していることに
僕らも違和感を感じなくなってきた頃
ふと、洋ちゃんが立ち上がり
『んじゃ、そろそろ帰るすけ◎』
と言い放つと
お店の扉を開け
夜の帳の中へと
消えていった◎
再度言うが
外は豪雨である◎
濡れてもいい格好という
合理的といえば合理的な格好だが
寒くなり始めているそんな時期だった
席から立ち
見送った僕らの目には
バケツを返したような
雨の中、一人、公道を
歩いていく、不審人物が
映るのみだった◎
それが先々月◎
また、昨日も行ってしまった◎
どうしてもラーメンが
食べたくなってしまった
僕と神谷とマー君は
お酒はやらない!
と決めて
俺ん家に行った◎
けっこう賑わっていて
ちょうど僕らが入れる分の
4人席が空くところで
それ以外はほとんど人で埋まっていた◎
『今日はお酒はやらずにラーメンを食べに来たから!』
と言い
4人席に3人で座り
スタンダードな博多ラーメンを
注文し
出来上がるのを待っていた◎
すると
男2女2の4人組が入ってきた◎
もちろん店内はほぼ一杯である◎
だが
何となく
僕らはとっさに
『あ、俺らどっか移るよ』と言い
席を立ち、
後からの4人に譲った
ものの、
2人分しか店内に席が空いてなかった◎
ラーメンも出来上がってしまった◎
ま、その2人席で立って食べればいいか◎
どうせ今日は食べるだけだし◎
と思っていたら
神谷が『例えば外で食べたりするのは!?』と
聞いたところ
二つ返事で
『あ、いいですよー』
と洋ちゃん◎
結果
男三人
師走の明け方の路上に座り込み
ラーメンを食べるの図
が
出来上がった◎
普通のお店ならば
お客さんの立場である僕らも
そんなことは言わないと思う
し、思いつきもしない
が
ここは
想像を超えるような
不思議スポット
お客さんに
何かを発想させる
そんなお店です◎
寒い中
食べた、ラーメンは
やたらと沁みた◎
みんな
静かにひととおり食べ終わり
替え玉をしようかと
思っていた頃
扉が開き
店内から出てきた洋ちゃんが
『これ、お詫びに』
と
手にテキーラを持って現れた
(本当に要らない)
と誰もが思った◎
路上ラーメンと師走とテキーラ
相性は
最悪だった
が、
それも
なぜだか
日常茶飯事のように
起こっている
そんな店
俺ん家
理解できない人も多いだろうが
分かってしまうと
なぜだかツボにはまるように
どんどんそのアリ地獄に
落ちていくのである◎