マザー牧場にて
青二才が休みだった火曜日
月曜火曜と休みだった梨枝様が千葉県の鴨川にある
お母さん方の実家に泊まりに行っていたので
火曜日朝から追いかけるように
僕も鴨川まで行きました◎
鴨川の家で、
お昼ご飯を頂いた後に、おばあちゃんが
『帰り道時間あるなら、マザー牧場でも行っておいで』と
無料券をくれたのでした◎
山の上にある
マザー牧場
創設者は
産経新聞や
東京タワーを創った人と同じだとか◎
しばらく東京のごみごみした所から
出てなかったので、ただただ広大なその牧場に
癒されてました◎
しかし、山の天気と言うのは
本当に変わりやすく
さっきまで晴天だったのに
気がつくと真っ黒な雲が頭上を覆っていて
『入場ゲートの方に引き返そう』
と思ったときには
時すでに遅し
パラッパラ・・・・
その1分後には
ざぁああーーーッと
とんでもない豪雨に。。。
たまらず、たまたま近くにあった
仮設テントのような屋根の下へ避難◎
夏休みも終わった平日の閉園間際だったので
周りに人はおらず、僕らは
ただただ、やたらとデカイ雨の粒を見ているだけで
『どうしよう。。。』となっていたら
遠くから
マザー牧場のお兄さんが
傘らしきものを持って
ものすごい勢いで走ってくるじゃないですか
当の本人
傘のお兄さんは、自分の分の傘も持たずに
猛ダッシュ◎
ビショビショになりながら
『これどうぞ、使ってください』
感動してしまいました◎
その黄色い傘は
マザー牧場のもので
こういう急な雨のときに配れるように用意されているもの
なんだと思います◎
その先回りも
ちゃんとしてるなぁ
と思うのですが
あの状況で
ビショビショになりながら
寂しくテントの下に居て途方に暮れている僕らに
持ってきてくれたという
その行為に感動してしまいました◎
ゲートの方に
傘を差しながら向かうと
さっきまでは無かったのに
色んな建物の入り口の
傘立てに【ご自由にどうぞ。ゲートでお返し下さい】のような
黄色い傘が大量に入ってました◎
『雨が降ってきたら、自由に使っていただける用の傘を
傘立てに補充する』
これは
マニュアル化してしまえば
簡単に行動の規範は出来上がってしまうと思うのですが
雨宿りをしている人に
傘を届ける◎
全力で◎
傘もささずに◎
一つ一つの、一人一人の
思いに則った行動
やっぱりこういうところに
心が動かされてしまうんだな◎
と感じました◎
帰り道
園内でたくさんの黄色い傘の人とすれ違いましたが
僕はなぜだか少し、きっとそのお兄さんのおかげで
『この傘はねえ、違うんだよ◎』と
優越感に浸ってしまってました◎