さて、本日は皆様に御詫びを申し上げなければなりません。

ご存知の方が多数とは存じますが先日より
レギュラー投稿者である
小椋道太大先生に代わりまして、

31歳の口から出すのも恥ずかしい病気により
床に伏せている私、
不肖神谷が、
あの小椋先生の築き上げた『青二才日記』帝国の
土俵に上がる事になりました。

というのも、先生の
「どうせ神谷、暇しかないだろ？」という
ご配慮のもとでございます。

しかし、どうも書いていてピンとこないのです。

はっきり言って、
「よし、書いてやるよ　フフン」
という軽はずみな気持ちは全く起きず、

むしろ

惜しげもなく発揮される
底なしの先生の表現力と文章力が、
私には高い壁となり、
不安とプレッシャーの方が多くを占めていたのが実際でございます。

そしてその不安に拍車をかける出来事を私は思い出してしまいました。
あれは10日ほど前の話でしょうか？

いやむしろ、チョイ早い、位のギリギリで
一人の男性がご来店頂きました。

歳は多分同じくらい、
ご飯を食べるわけでもなく、かといって酒を飲む、
というタイプでも無い男性は
店内を探るような眼でカウンターに座っていらっしゃいました。

この時間、いきなりのド新規のお客さんが一人でカウンター
という事は、
お客さんに対するスタッフの比率は
１：３なわけである。

つっこめる。

いまだに新規のお客さんに対して
ドキドキはすれど、今回ばっかりはどぉ見ても優勢だ。
するとカウンターのＴＷＯが

『お食事はされてきましたか？』
『お仕事帰りですか？』
『お近くなんですか？』

などと、素人か！！と言わんばかりのゆるーい直球を投げる。

次
『今日は天気良かったですね』

なんて事言ったら

手荒くマウンドから引きずり落としてやろうか(#ﾟДﾟ)ｺﾞﾙｧ!!
と思っていたところ、その男性の携帯を見て

　　　　『あれ？ツイッターやってるんですか？』

という危険球ともとれる球をいきなり放った。

店員がお客さんの携帯ジーッと見てたみたいやないか。。。

と思われたがそれが功を奏し、
実は青二才をフォローしてる事。
前まで近くに住んでいて店の前を毎日通っていた事。
今は荻窪にすんでいること。
実は開店直後の空いているときを狙ってきたこと
など、堰をきったように話しはじめてくれました。
すると

『小椋さんは本日はお休みですよね？』

　　　『はぁ。小椋のお知り合いですか？』

　『実は私小島と申しまして・・・』

男性から差し出された名刺には
“ライター”との文字。

『あの小椋の、、、』

その男性、
誰でも知ってるであろう大手ポータルサイトの
短編コラム？の担当のライターさんらしい。
そんな方が、なんと先生の最近の大作

【31歳の君へ】
を見て感動をしたと。

それからずっと見てますと。

なんと取材をさせて下さいと！

このままでは31歳現役居酒屋オーナーにして芥川賞・直木賞も夢ではないのではないか。

オートに転身してすぐ新人王を獲った元スマップの森君より

「そっちでも結果残すの？！」

と言わしめるのでしょうか？

それを踏まえて！この急なバトンタッチです。
荷が重いです。
あまりにもひどい仕打ち。

さらに先日杉並区在住のお客様より連絡がありました。

『神谷さん昔の日記の方がおもしろい(∩´∀｀)∩』

簡単に墜ちました。

しかしそこで原因はわかったのです。
同時に迷いがなくなったのです。

僕は「おもしろい日記」と「ぐっとくるイイ話し」で
揺れていたのです。

結果どっちつかずのぼやけた日記を
公開することとなってしまいました。
(入籍おめでとう除く)

心中ご察し頂ければ幸いですが、
ビビっていたのです！
守りに入っていたのです！
インターネットを介して繋がる
先生の毎日の秀作に慣れた
何千何万の“読者”の顔色をうかがっていたのです！

今、やっと視界がひろがりました。

やったろかな？

と思っております。

どーせ期待されてないわけでしょ？

ライターの小島さん、
ここは感動する日記ばかりじゃないんですよぉ？
たまに神谷が書きますから。
がっかりしますよ？
そのクオリティに。

手始めに明日は
なげっ放しの
オチのない下ネタを織り交ぜて
書こうかな。
出勤時に電車内で日記みてるお客さんが
慌てて携帯閉じる位の写真のっけてやろうかな。
見ててください？
おもしろくないですから。
田舎のお母さんが
見てないことを祈りますけどね。
いいんだ、どうせ道太先生がイイ話しで
帳消しにしてくれるから。

よし、略儀ではございますが、全国約30000人の神谷日記ファンの皆様
取り急ぎ書面 にてお詫び申し上げます。
どうか今後とも変わらぬ ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
明日からの病床日記に乞うご期待。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具