フルサービスの限界
9日土曜日
SMILE日本酒
と言うイベントに行ってきました◎
このイベント
新宿のクラブで行なわれるのですが
毎回毎回人が人を呼んで
動員人数が増え
最近では
ぎゅうぎゅうです◎
入場料1,000円(乾杯酒付き)を支払えば
あとは色々な蔵元さんのお酒が一杯300円で飲めてしまう
と言ったイベントです◎
僕みたいなお店をやっている人も
ただお酒が好きな人も
お酒を勉強している人も
わけ隔てなく
その場で飲むのです◎
賛否両論なようですが
このイベントの良いところでもあり悪いところでもある
人数に対して、会場が手狭になってきている点◎
今回行って思ったのは
昨日の節電日記ではないですが
やらなければならない状況に陥ったとき
人はそれぞれが自主的に動き始めるんだ
と◎
僕はですね
今回、凄く楽しかったんです◎
なぜならば
狭いがゆえに
隣で飲んでいたおば様に
『ほらお兄さんここのテーブルのスペース一緒に使おう◎』
と話しかけていただいたり
同じテーブルを使っている
酒好きグループと、いやがおうにも話すような空気になり
『乾杯!』から入って
『どこから来たの!?』
『普段はどんなお酒飲む!?』
『今日は何か美味しいのあった!?』
などと自然に会話が生まれていく◎
レストランでも試飲会でも
それぞれのスペースが確保されていて
フルサービスしていただければ
こんな展開になることなんてありえないだろうな、と◎
お酒のせいもあるかもしれないけれど
人の柔軟性に驚いた◎
会場が狭く
人が入りすぎるため
会場内はいっそう暑くなるのだが
ふと見たら
東京の酒蔵さん【屋守(おくのかみ)】の田中さんが
人に向けて
団扇(うちわ)を仰いでいた
その風に当たった僕は
『田中さんありがとうございます◎』と
お礼を言った
すると
『会場暑いんで、少しでも涼しくなれば、ね』
と◎
エアコンの効いた
広い会場だったら
ありえない
その気持ちが嬉しかった◎
与えられすぎると
人は創造性を失っていくんじゃないか
何も無いからこそ
しがらみの無い発想が出来たり
今出来ることの最大点を探そうとする◎
蔵元さんも
お客さんも
運営の方も
みんなみんなクリエイティブ◎
楽しすぎた◎
普段の試飲会では
テーブルの向こう側で
敬語で話し合うような蔵元さんとも
ホントにフレンドリーになれる◎
この環境あってこそかもね◎
今をときめく、外国人杜氏【玉川】のハーパーさん
や
仙禽の薄井君、弟
大那の斉藤さん
青二才の神谷
と自称【ナンバー2の会】が発足したり
以前もお世話になった【青煌(せいこう)】の清水君と
同じテーブルを囲んだ昨日の飲み仲間
楽しかった~◎
さて、仕事しよ◎