発つ

土曜日

毎週毎週、来てくれていた

アラキが、7月初旬で名古屋転勤が決まり旅立つというので

同僚による壮行会が行なわれた◎

その頃

二階では

チョクチョク来てくれていた関西の大学の同期会◎

その中の一人、木綿子がこれまた、7月に和歌山に戻るというのを聞いた◎

前にも書いたけれど

常は無いんだな◎

僕自身も

今この状況になるまでは

扶養の子供であったり
学生だったり、まぁ、サラリーマンであったり

色んな場所や、役柄を転々としてきたのだし

それぞれの人にとって
きっと、必要なことだからしょうがない◎

アンディーも大阪に行っちゃったし

陽子だって宮崎に嫁いじゃった

先月カナダへ旅立ったミサっちだって

今週、阿佐ヶ谷を離れてしまうダニエルだって

茨城に戻った中村君夫妻や

これからシンガポールに移動するマスタツ夫妻

もっともっと挙げればキリが無いほどに
みんなみんな、阿佐ヶ谷から、東京から、身近なところから旅立つ◎

でも、それでも

その無常さは必要なものであるから◎

お店をやっていく以上

離れていく人ばかりでは

いつか立ち行かなくなってしまう

ので

新しい人に来てもらい

受け入れていく努力も当然、必要なのだ◎

だから、阿佐ヶ谷から旅立つ人をハグで見送り

勇気を持って青二才に踏み入れてくれる人を両手広げてウエルカムするのだ◎

そうやって考えると

本当に、このお店というのは

いろんな人の中継点なんだな

と思う◎

それぞれの人にとってもそうだし

僕にとっても、そうだ◎

これからもきっと

いろんな人が旅立つ◎

人間関係が試されるのはそこからだ◎

和歌山も、名古屋も、カナダも

全国どこへ行ったって

誰か知り合いがいる◎

そして、ご当地のお酒が飲めちゃう笑

そんな、付き合いをしていきたいなぁ◎

そのために
もっともっと、青二才を好きになってもらおう◎

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