東京タワー

やっぱ

東京タワーっしょ

熱い熱いスタッフミーティングの後に

僕らは一路、某SM○Pの
草○君が酔っ払いすぎて
全裸で捕まったあの事件が
起こった聖地、である某公園の近くに鎮座する

東京タワーを目指した

え?

なぜかって!?!?

まぁ、そんな野暮な質問に答えている暇はない

ミーティングの後には

東京タワーがセットなのは

朝マックにハッシュドポテトが付いてくるのぐらい

小木の隣には矢作が居るのぐらい

常識的なことであろう◎

このメトロが張り巡らされた東京の地下や

タクシーが縦横無尽に行き交う地上を持ってしても

東京タワーと言う場所だけは

大都会にぽっかりと開いたブラックホールのように

そこへ辿り着く方法が無いのだ◎

つまり

富士山の山頂を目指すがごとく

タクシーや
地下鉄、JRなどでは行く術が無いのだ◎

それでも
僕らは向かった◎

東京タワーへ辿り着ける
唯一の方法として存在するのが

これだ

ロンドンバス◎

文明が発達しきったように見えるこの大都会東京でも
今のところ、この二階建てのバス以外に
東京タワーへ辿り着く方法は無いのだ◎

JRで新宿へ向かい

歌舞伎町のネオン街の横に待機していた
このバスに乗り込み

一同は
東京タワーへ向かう不安や猜疑心をごまかす為に
酒を飲んだ◎

そのバスは東京タワーへ向かう事を
東京に住んでいる人間ならば誰もが知っている◎

道行く歩行者はバスの二階で酒を浴びている僕らを指差し
時には手を振り、その東京タワーへ旅立つと言う
果敢な姿と挑戦を応援してくれた◎

道すがら

11月11日の
僕の結婚式の翌日である12日が誕生日な為に
当日お祝いが出来ないから、と

『東京タワーへ向かうならこれを持って行きなさい』、と
たまたま、同行人がバスに持ち込んでくれた
チラシ寿司をケーキに見立て

その上に
安全祈願の祈祷用で持ち込んでいた蝋燭を立て

ちょっとだけ

神谷の誕生日を祝った◎



そして東京タワーに着く頃には

僕自身、東京タワーの出すオーラなのか

バスの揺れのせいなのかは分からないが

記憶が薄れつつなっていったのが事実なのである◎

薄れゆく意識の中
なんとか無事に東京タワーで
記念撮影をして、一目散に
東京駅に逃げ帰ってきた◎

そして
旧来の知人である
エイジュが店長を勤めている地下の店に着いた頃には

無事に帰って来れた事の安堵から

ビールを飲み過ぎ、イエガーマイスターをショットで煽り

その先、一切の記憶が無い◎


楽しかった~◎

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