水はたった1℃で凍る
いつもの通り寒い朝
僕は自転車を走らせながら
いつもとどこか違う光景に
違和感を覚えていた◎
何かが違う
いつもより
明るい
いつもより
地面が明るい
そう思って
よくよく見たら
アスファルトの表面の水分が
凍って、朝日を反射していた◎
つまり
その朝は
氷点下だったのだ◎
凍って
氷の膜を張った
道路
というか
床が
日の光を浴びて
それを反射していて
上からも
下からも
日の光が存在して明るかったのだ◎
体感温度は
変わらないのに
いや、むしろ
雨が降ったり
風が吹いたりした日の方が
ずっとずっと寒かったのに
水は今日、凍ったのである◎
普段、なかなか
そんな温度には気付かない
秋口とかの気持ち良い時期なんて
19℃か
20℃なんて
誰も気にかけてないだろう◎
なんなら
22℃になったって
気付かないかもしれない◎
なのに
昨日とは違う
今日の朝
たった一度で世界は変わる◎
実際は
一度じゃないかも知んないけど◎
バスケ部だった頃
前半外したシュートのことは
あんまり覚えてないが
終了のホイッスルギリギリで
入れたシュートのことは覚えていたり
夜寝る前の
1時間はたいしたこと無いが
朝、出勤前の5分が命取りだったり
時間も
得点も
温度も
全て
自分の
感覚じゃないところで
進んでいて
結果
水はたった一度で凍り
世界は変わるのだ◎
そう考えたら
今の一秒が大事になり
今のシュートが大事になり
今の全てが無駄に出来ない◎
水が凍って
氷になっている姿を見て
まだまだ、だな
と感じた今朝の話でした◎