CLUB33

梨枝様と一緒に住みだして4年間◎

 僕の頭の中では
こんな番付が出来上がっている◎

梨枝様の好きなもの

 横綱 【象】

 大関 【酒】

 関脇 【都市伝説】

 と◎

 そんなものが全てそろう場所◎


 象が居て

(イメージ)
 お酒が飲めて


 都市伝説を体感できる店

 と言ったらもう、ここしか無いでしょう!

 ぐらいのものです◎

 ただ、今回のプランはサプライズだったので
 知られることはおろか
 都市伝説大好きな梨枝様に

 『もしかしてCLUB33!?』

なんて言う勘繰りをされることも
計画失敗になります◎

 南船橋のレストランを予約してあると思っていた
 梨枝様を隣駅の浦安から
強引にディズニーランドまで連れて行き

 ここからは
 スピードとアドリブ勝負です◎

 勘繰られる前に
 どんどん事態を展開させて

 梨枝様の頭が状況を把握できないようにしなきゃ

 と◎

 『この間、行ったばっかりじゃん』

 不思議がるのを

 『まぁまぁ』となだめ

『6月末までしか利用できないチケットもらったから』

 と偽りの
 アフター6パスポートで中に入り

 お土産屋で
 象さんの位置を確認し

 ワールドバザールをすり抜け

 会話の中で少し強引に

 『6時からレストランだと思ってたから、お腹空いてきちゃった』

 と、うまいこと言わせた時に


 目の前にこの扉が◎

 『実はね、今日、ここ予約してあるんだ◎』

 って◎

 『え!?!?!?何ここ!?』


 『え!?何この金のボード!?』


 『インターフォン!?』

 『勝手に押すとまずくない!?』


 『オグラです◎』


 『えーっ!扉が開いた!!なんなのここ!!?ええーっ!!』

 ってな展開になるのは
 あり得ず

 なぜなら都市伝説大好きな
 梨枝様だもんね◎


 『今日はね、ここ予約してあるんだ◎』

 Σ(゚Д゚;;)ノェェェェエエ

驚いたあと

 すぐさま

 『誰の紹介なの!?!?』

 紹介が無いと入れないことまで熟知しているゆえに
 とっさに味気ない、この言葉ね◎

 もう、してやったりですよ◎

 あなたが何度もここのレストランを
 家のパソコンで調べ上げてることなんて
 重々承知してました◎

泥酔で帰り、怒られた時も

家の窓を開けっ放しで仕事に行き雨が吹き込んで
家中、水浸しになりしばらく口を聞いてもらえなかった時も

どこかの帰り道で言い合いの喧嘩をした時も

予約してあったんだもんね◎

 (まぁ、ネット上で見るだけの場所なんだろうな)と、

思っていたまさかの場所に行けちゃう◎

 こんなことがしたかったんです◎

 扉を入り


 案内役の人に付き添われ

 エレベーターで二階に上がり

 広い広いホールを通り抜け

 さてさて、

今だ『ねぇ、誰の紹介なの!?!?』
 疑問点を投げかけまくってくる梨枝様と

 一番シンデレラ城がよく見える席に通され


 ビールをオーダー◎

 ここからは僕も感動しっぱなし◎

 だって、僕の番付で
 
不動の一位

 永久横綱

 

 を、夢の国ディズニーランドで
 飲めてしまうんだもん◎

 しかも、外は酷暑◎

 ビールがうまい!

 ホントにうまい!!

 仕事前のシンヤをつまみに飲んだビールよりもうまい!






 料理が出され

 
ワインも頼み

 夜には店内の明かりが消され


 パレードの間だけレースのカーテンが開放され


 お土産も頂き

 いやぁ、夢の国ってだけでも非日常に行けちゃうのに

 さらにその上を行く

 非日常を体感◎

 夢のような時間でした◎

 その夢のようなレストランを出てもまだ、夢の国◎

 夢から覚める夢を見たような
 そんな経験ありますよね◎

 まさにそんな感じ◎

 でもね、ほろ酔いで

 ディズニーランドってなんかね、今までと違って見えた◎


『トーモーダーチーー』

 前回、震災後で工事中だった

 ビッグサンダーマウンテン

 それだけ、乗ろう

 と列に並んで待っている間も

 お酒のせいか

 さっきの夢の影響か

 楽しくてしょうがないのね◎

 人間って

 特別

 って言葉、大好きなんだな◎

 とつくづく思ったのです◎

 あぁ、また行きたい◎

 今までで一番刺激的で素敵なディズニーランドでした◎

 手配してくれたSちゃんありがとう!!

 神谷とも話してたけど

 来月辺り、マジで飲みにいきましょう!!

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