• 2012年1月22日
  • BY シンヤ

好み。

人それぞれ「好み」や「好きなもの」を持っている。

例えば、僕はラーメンが好き。数あるインスタントラーメン。

その中でも、特にサッポロ一番塩ラーメンが好みである。
スポーツが好き。数あるスポーツの名場面。

その中でも、例えば、2002年冬季ソルトレークオリンピックの

フィギュアスケート男子のアレクセイ・ヤグディンの演目。「Winter」

今でも最強の演目だと思ってる。
例えば、これも2002年。男子ゴルフの全英オープン。
丸山茂樹が見せた16番ホール(だったかな?)での、10m以上のロングパット。

彼の持つパターから放たれた白い球がカップに吸い込まれた瞬間。

全身に鳥肌が立った。これをきっかけにゴルフに興味を持ったかな。
例えば、トイレの“小”は座ってする派。
先日営業前のセッティング中のこと。

尿意の波に襲われた僕の膀胱を解放するべく、トイレに向かった。

僕はベルトを外し、パンツを下し便座に腰を掛ける。

僕を襲った波は、みるみる穏やかになっていく。

目的を果たした僕の体は、次は何を求めるか。

パンツを上げ、ベルトを締めるか?

それとも、恍惚の表情をしてみせた後、ガッツポーズをとるか?

否。

そのターンで使用されなかった大きい方の排泄口に暖かい水を当てるのだ。

「シャーっ」っと。

これがまた、至極気持ちがいいネ◎

心まで強張らせるような寒さの中、堅くなった僕の心まで、ゆっくり溶かしてくれるような

そんな優しさが、その暖かい水にはある。

その温かい水を当てる行為。これにも僕の好みというものは発生する。

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  水勢            洗浄位置 
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水勢 = MAX

洗浄位置 = 真ん中

で、「やわらか」指定。

これ最強。

大をしてもしてなくても、いつでも両手を広げて、笑顔で迎えてくれる暖かい水。


ありがとう。いい機能だよ。ほんと。
さて、セッティングの続きだと、手を洗い終わった頃、

バーの方から変な声が聞こえる。

耳を凝らすと、

『あぁ、もう少し・・・』

『もうちょっと奥・・・』

『あぁ!そこ!!』

一体何が起きているんだ?!


少々の期待と、変な罪悪感に苛まれながら、僕はトイレからバーに向かって走った。



走った。

その声のする方へ。


トイレから走り始めて、気が付けば2秒という時が経っていた。
バーに到着した僕は、驚愕な光景を目にした。

?!?!

先輩?何やってんすか??
『いや、あの・・・これね・・』
どうやら、奥の方に小さなものを落としたらしい。
一瞬抱いた変な期待感は、シンクの水道から垂れ落ちる水滴と一緒に流れていった。
またセッティングの続きをと、フロアに戻ろうと思った次の瞬間・・・
『あぁぁぁぁぁぁー!!』


声のする方へ顔を向けると、そこには、




果汁たっぷりのグレープフルーツジュースまみれになった神の姿が。


なんか、好みの話なんてどうでも良くなっちゃったけど、

それでも、どうやら僕はあなたが好きみたいです。




神谷先輩◎





もうすぐ午前10時なう。さて、帰るか。

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