お店の品格
先日の僕の休日
叔母さんから
『今近くにいるんだけど』と連絡があり
久しぶりに一緒に僕の自宅がある街で飲んだ◎
叔母さんと言っても、うちのしきたりで名前にちゃんを付けて
由紀ちゃんと呼んでいるのだけど◎
由紀ちゃんは
仕事を最近リタイアし
目黒の自宅と、葉山に4,5年前に持った通称『海ハウス』を
行ったり来たりの悠々自適生活な人だ◎
僕が住んでいる街なのに
僕が知らないお店を友人に聞いて連れて行ってくれた◎
とても小さな鰻のお店だった◎
カウンターしかなく
店主と思しき親父さんと
お手伝いの女の子二人でやっているようだった◎
6時過ぎに入ろうとした時
すでに満席だったのだが
のれんを上げて
扉を開けて店内に入ると
『俺らもう、今帰るところだから』
とカウンターにいた初老の3人組のおじ様たちが席を立ってくれた◎
こちらは遠慮しながらも
おじ様たちの本当に自然な立ち振る舞いに嫌な気持ちや
申しわけないという気持ちが湧くこともなく
席につけた◎
そのお店は
ドリンク以外は何も言わずとも
ある程度までは出てくるというシステムだった◎
が、これも隣のお客さんが教えてくれたのだ◎
僕らが入ったことで再び満席になった店内◎
鰻の焼ける匂いと
人々の邪魔にならないが静かすぎることもない声たち
僕ぐらいの年齢の人はだれもおらず
由紀ちゃんと同じかもうちょっと上か
決して高いお店ではないけれど
そこのお店に来るお客さんが
お店の品格を上げていた◎
みんな大人で
自分の時間を楽しみに来ている感じだった◎
敷居は高そうなのに
初めての僕のような者にも優しく
あんな風に他の人がしていると
そのお店の悪い所が探せなくなるぐらいに
良いお店だった◎
ふと
青二才の事を思った◎
最近、マー君が他のお店に行った時に、そのお店の店員さんに聞いた話
(マー君は常連なのでその店の方ももちろん青二才のスタッフだとは知っている)
『青二才のお客さんってすごいよね。
青二才のお客さん同士で青二才以外の
他のお店でもよく飲んでるし、かと思えばマー君に聞いたと言って
一人でも来てくれるし、何よりすっごいマナーが良くて◎』
他のお店に行って
うちのお客さんの事を褒めてもらえるなんて
こんなにすごい事は無い◎
僕のわがままプランのあそび計画だって
毎回毎回、ゴミ拾いを楽しみに来てくれるお客さん、たくさんいるし
前に日記に書いた
トイレのペーパーを折っていくお客さんも前よりもたくさんいてくれるし
本当に恵まれているとしか思えないです◎
青二才だって
この鰻屋さんと同じように
素敵なお客さんだらけだ◎
良いお店に出会えた◎
そして、素敵なお客さんの事を再確認できた◎
由紀ちゃんともたくさん話せたし
とってもいい休日だったなぁ◎