秋田研修記5

たった二泊三日のことなのに

みんなで日記を回すぜ!システムにしてからと言うもの
一週間ぐらいに一日しか自分に一回周って来ないという状態になり

気が付けば、もう大阪なんかでは真夏日を記録してしまうほどの季節になってました◎
こうなると、もう、スラムダンクの山王戦か

ドラゴンボールのVSフリーザ戦かってぐらいな時間軸の進み具合になりますけど

僕が相対するのって

新政(あらまさ)さんですから◎

ドラマやマンガだけの世界観でなく
実世界において、見事に新しい日本酒感を作り出していっている
新政さん、もっと言えばそのお酒を設計し作り出している
佐藤祐輔さんの脳に触れたいと思ったから、の秋田訪問でした◎
前の日記どおりに
人目をはばからず、秋田駅ど真ん中でぐっさんのバースデーを祝いながら合流し
ぐっさんのホテルチェックインを待ち、いざ新政さんにむかったのです◎
事前学習だけはバッチリですから◎

電車の中でも、乗る前も、このお酒に惚れ込んでここ秋田まで来てるんですもん◎

原酒にしながらアルコール度数15%未満で
独特の柔らかな酸があり、開栓したてはフレッシュさがピチピチとあふれ出し
二日目からは空気に触れ落ち着いたワインのような
表情も見せ始め、それでかつ二日目のフレッシュさと言う新しい成分が出ていそうなぐらい
どんどん、お酒が一つのまとまりを見せていく◎

そんなお酒◎
さぁ、どんな山奥に連れて行かれるんだろう!?

と思っていたら、秋田駅から徒歩で行けてしまう距離にあるとのこと◎

だいたい15分ぐらい歩いたところにそこはありました◎


いやぁ、いよいよだな◎
なんて感慨深く外から蔵の外観を携帯でパシャパシャしていたら
『あれ、ぐっさん、今着いたんですか』

と背後から声を掛けられました◎
振り返ると

そこには

あの、写真でしか見たことの無い

祐輔さんが◎
色んなメディアに引っぱりだこで
昨今の日本酒業界の話題を独占しているような
超有名人である祐輔さんが
缶コーヒー片手に普通に背後に居たのです◎

ちょっと
完全に意表をつかれました◎

蔵の門をくぐると
奥に母屋があり
受付の人に案内されて通された応接間に
どーんと構えている◎
そんな感じを勝手に想像してましたが

普通に歩いてました◎笑
『お!祐輔君!久しぶり!
こちら東京で日本酒バルをしている
小椋社長(ぐっさんは社長と付けたがる)とその相方の神谷君です』

と◎

いやぁ、そんな紹介されちゃったらこっちも引き下がるわけには行かないでしょう
会社の規模じゃなく、知名度でもなく、一人の男として
相対する社長として、それ相応の振る舞いを!

と思い、背筋を伸ばし、名刺入れから
阿佐ヶ谷店の場所と僕の名前しか書いていない名刺を出し

『どうも始めまして、小椋です』
と◎

すると、
『いやぁ、遠いところよく来てくださいました
遠かったでしょう、こんな田舎』

お酒に対して新しいことに挑戦し続ける
研究者のイメージが強かった僕は
勝手に祐輔さんのことを
寡黙な研究者
と思ってました◎
が、実際に会ってみると
実に物腰の柔らかく、声のトーンもなぜだか癒されるような
そんな方でした◎

玄関を入って下駄箱のところに行くと
祐輔社長自ら、

『ようこそようこそ』と、こんな若造な僕らに
膝をついてスリッパを出してくださいました◎

どんどんイメージが覆されていく◎

勝手に
イメージしていたのとは違う
事務所の奥にある応接室らしき部屋に通され
小一時間、いろんな事を話し

いざ、酒造りの場へと案内されました◎


もうね、ここからは専門的になりすぎるので
割愛させていただきますが
酒蔵と言うよりももはやラボ◎

何かの研究所みたいでした◎

研究所と言うと専門的な機械が沢山あって
大掛かりな様子ですが

それとはちょっと違う

あまりに小規模で全て手の届く、大き目のバケツぐらいのサイズでの作業
ここから、あのお酒が出来上がるんだ◎

と思うと、何かえも言われぬ思いでした◎
そして、やはり実験、研究に失敗はつき物で

去年はうまくいったものの今年はうまくいかなかった

などと言うものもあり

まぁ、素人の僕らからしたら微妙すぎて
あまり変わらないのかも知れませんが
祐輔さんが納得できないものは商品として世に出さない

と言うとても真摯なものでした◎
本当に、お酒が出来上がるまでって
蔵元さんの手がものすごくかかってるんだなと実感◎

これからは
味わいとともに、その背景も一緒に飲むようにしよう◎

などと思ったのでした◎
しかし、祐輔さん
本当にお酒のことが大好きなんだな◎

可愛くて可愛くてしょうがないんだろうな◎

夜、一白水成のコウエイさんも合流し一緒に飲みに行ったときも
ずーっと、お酒の話◎

僕からしたら、目からうろこが出すぎて
もう、つるんつるんです◎

しかし

地元秋田の建築家の木川さんに連れて行ってもらった

宝寿司分店

お酒は持ち込み、
お寿司は新鮮で手の込んだものが
とにかくおなかが一杯になるまで出てきて
4000円◎

と言う、不思議な料金体系の素敵過ぎるお店でした◎

ま、エンジンがかかり

二軒目は秋田の繁華街の中にあるバー(日本酒が沢山ある)に移動し

そこでも、祐輔さん、コウエイさん、ぐっさん、木川社長、そして神谷と僕で
しっかりと飲み、解散しました◎
幸せすぎた夜でした◎

が、完全にエンジンかかっちゃってたんだよね◎

解散の後、ホテル近くのバーに僕と神谷は呑みに行き、そこで神谷が完全に仕上がり

夜中の3時ごろ、再度解散◎

が、もう一度言うけど

完全にエンジンかかってんだってこっちは◎

神谷を一通り見送った後、タクシーに乗り
『すみません、この時間にラーメン食べられるところに行ってください』
と◎
行った先が

まさかの、朝に行ったラーメン屋の支店◎
もう、これは運命か

と◎

気になっていたアレ(焼きメシ 黄身乗せ!)を頼み

完食◎
一人でホテルに帰り

仮眠のような数時間の眠りの後に朝を向かえたのでした◎
朝は朝で

まだ酔っ払っていた神谷は完全に寝坊し
新幹線の発車時刻を少し遅らせると言うことまでし

何とか乗車◎

帰りの新幹線は音速ぐらい出てたんじゃないか
と言うぐらいにあっという間

無事に帰京し今現在にいたります◎

と言うわけで中野青二才のカウンター上のお酒

夏ごろには新政さんのお酒にしようかと思っております◎

いやぁ、お酒って本当に人と人とを繋いでくれるものなんだな◎
素敵過ぎた秋田研修でした◎

ぐっさん、祐輔さん、コウエイさん、木川さん、本当にありがとうございました◎

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