2014年9月10日 | 青二才

９月１０日。大好きなみんなへ。

ごめんね。
もっとみんなを守ってあげたかった。
もっとたくさんの人たちを
迎えてあげたかった。

ごめんね。
もっとみんなと一緒にこの旅を続けたかった。

だけど僕はずっと幸せだったよ。

僕に「青二才」と名前を付けてくれて、
もう７年前も経つんだね。
最初は変な名前だなぁって思ってた（笑）

でもね、ここに来てくれる人たちが
僕のことを「あおにさい、あおにさい」って
たくさん呼んでくれるから、
この名前が大好きになったんだ。

７年間、いろんなことがあったよね。

阿佐ヶ谷を離れる人がいたり、
ここで出逢って結婚する人がいたり、
寒いクリスマスの夜に
みんなで一緒に過ごしたり。

先日だってそう、
あんなにたくさんの人が来てくれた。

毎年ごめんね。
僕の中はあまり広くないから。
みんなに窮屈な思いをさせて。

でも狭い方が嬉しいんだ。
みんなの笑った顔をいっぺんに見られるから。

泣いてる顔を見るのはちょっと辛いけど・・・

でも、乾杯してる時のみんなの顔、好きだったなぁ。

だけど、僕はもうそろそろ限界みたいなんだ。
大好きなみんなに迷惑が掛かっちゃう前に
さよならしなきゃ。

あと一年と少し。
最後までみんなのこと見てるから。
時には雨漏りとかしちゃうけど、
頑張って守るから。

今日まで大切にしてくれてありがとう。
僕は本当に幸せだった。

みんながいてくれたから。

ありがとう。

来年を過ぎて、いつかまた新しい「僕」が
この阿佐ヶ谷で生まれますように。

７歳の誕生日を迎えた、築６０年の僕より。