気が付けばそこに秋

朝店で起き、家に帰る

ふとした瞬間に

口に入ってくる空気の温度がまた変わったことに気が付く

ん?

そうか、今年も秋なのか

いつも夏の終わりと

秋の始まりは

やはり重なっていて

夏の中に、秋らしいコンテンツを見つけていくことで

秋がどんどんと夏を食べていく

今年もあんなに威張っていた夏なのに

盛者必衰のごとく

もう今では夏らしいことを探すのが難しくなってしまった

いよいよ秋に夏が食べつくされてしまったのだと感じる

都心にも拘らずあれだけ騒いでいたセミももういない

一日の間で言えば

夕方のころ、か

夜を目前にして

何かがどんどん失われていくかのような

やたらと切ない気持ちになる時間、季節

店前の花壇では

まだヒマワリが咲いている頃に植えた

コスモスがゆっくり成長している◎

コスモスが咲くころには

秋だっていよいよ冬に食べられ始めている

夜に近づく

近づくことは抗えない

昼酒もいいけれど

やはりお酒は夜の文化であると思う◎

日本酒が加速度的にうまくなっていく◎

そんな秋、季節が今日なのだ、と感じた朝◎

さてと、帰ろう◎

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