上に立つもの

自宅の近所にsubwayができた◎

ここのお店の店長は阿佐ヶ谷の青二才のお客さんで
もともと車の販売業がメインの会社だ

車販売の会社がフランチャイズでsubwayを出店したのだ◎

開店したのが2月末、いつも買いに行こうなどと思っているものの
いつ行ってもものすごい行列で、ふらっと寄った感覚の僕は毎回心折れて

明日にしよう、、、

とその店を後にする◎

忙しいことはいいことだ◎

今朝、朝の電車が気持ちよくてついつい中央線に長く乗りすぎ

中野から三鷹に行き、その後東西線で飯田橋まで行き、最終的に意地でも起きていよう
と座らないという手段を使い、自宅のある荻窪で降りた◎

9時を回っていたので、これは行けるだろう、と◎

朝なら空いているだろうと思い、再チャレンジ◎

それでも2、3人並んでいたので
最後尾に並び、順番を待つ◎

奥の方で、例の店長は目をこすりながら他スタッフと何かを話していた◎

あぁ、ありゃ
今日はギリギリで起きた感じだな◎
寝る時間ないんだろうな
ま、それぐらい忙しいんだろう。。。

と思った◎

一通り買い、レジを済ませて店長に一言声をかけた◎

「あぁ、道太さん、こんな時間にありがとうございます」

お疲れ様、と声をかけた僕に

「今日もパンを焼いていて、ここに泊まりなんすよ」

と◎

お客様からしたら全く分からないけれど

今日こうやって営業しているのは店長が泊まってでもパンを焼いて行ったから

スタッフも分からないかもしれないけれど

今日こうやって営業しているそのパンは店長が泊まり込みで焼いて行ったから

ふと、あるお店のことを思い出した◎

そのお店のスタッフからある日僕にメッセージが来た

「今度うちの上司の誕生日なんです。
サプライズで何かを送ろうと思うんですが何が嬉しいですかね。
とりあえずみんなからのビデオレターみたいな感じにしようかと思っているんですが◎

ほら、上司って上に行けば行くほど仕事のわりに褒めてくれる人いないじゃないですか
だから、私たちがなにか褒めてあげるようなことしようかと思って」と◎

素敵だなぁ、と思った◎

上に立つ者

上に行けば行くほどに

ちゃんと褒めてくれる人は少なくなる

誰も自分の頑張りを褒めてくれなくて当然になってくる

それでも立場が、モチベーションは切らすな、と言ってくる

上に立つ者の努力や苦労は

時に知られない

時に報われない

いつだって、あって当然、となる

それでも彼は泊まり込みでもパンを焼き続ける◎

誰からも褒められないけれど

誰もが居る場所を守っている◎

そんな彼のお店や仕事をもっともっと応援したくなった◎

僕も見習うところがたくさんあった朝方のsubway◎

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