- 2016年1月25日
- BY 道太
八戸
八戸港でフェリーを降り
僕ら一行はちょっと贅沢にタクシーで八戸酒造さんを目指した◎
北海道では、ほとんどが標準語だったように思うが
ここへ来て初めて方言というものを感じた◎
タクシーの運転手さんが明らかに訛っている◎
いいねいいね東北感出てる◎
程なくして蔵に到着した僕らを
醸造責任者の駒井さんが迎え入れてくれた◎
「寒かったんじゃないですか北海道は」
応接室にはバーがあり、その奥に様々な商品のボトルが鎮座している◎
僕らのフェイスブックを見てくださっていることに感謝しながら
しばらくお酒造りに関するいろいろな話を聞いた◎
お酒造りのシーズンは基本的には寒い時期にやらなければならない
というのは酵母などの微生物が健康的に、また数多いる他の菌にやられてしまわないようにするには
低温での温度管理がとても重要になってくるからだ◎
年に一度のシーズンに、毎年毎年、昨年度の失敗や成功を踏まえ
より良いものにしていこうとされているのが駒井さんだ◎
昨年売れたから同じものを出していこう
もちろん品質の安定化はとても大事だ◎
だけど、安定を図るあまりに同じことをしていればいい
と、向上心がなくなり手を抜き始めたりすることをとても嫌っているように思えた◎
クールっぽさの中に熱さを感じた◎
朝8時10分からの全体朝礼にも参加させていただいた◎
全体朝礼は駒井さんの父親でもあり八戸酒造の代表取締役でもある社長の登場で
一気にぴーんと空気が張り詰めた◎
「おはようございます!」
「おはようございます!」
と挨拶の復唱から始まり
今日1日の工程発表、仕事内容が各担当部署の責任者の方からその場で発表された◎
一冊の本がテーブルに置かれ、毎日その日のページに書いてあることを日直の方が読み上げる◎
僕らが訪れた日、1月22日には(地元に興味を持つ)というテーマのことが書かれていた◎
ドキッとした◎
またいつか後記すると思うけれど、地元である岐阜県恵那市のことを僕らはあまりにも無知すぎるところもあると知っているからだ◎
そんなことを皆で話し、僕も一言挨拶をした◎
社長の話、やはりピンと張り詰める
この空気感を毎日やっているからこそ
社長の社長感がすごいと感じた◎
そういったものをやっていくことでオーラというものが生まれるんだろうと◎
朝礼が終われば、優しく声をかけてくださったり
「楽しい旅を」とこちらのことを案じてくださったり◎
朝礼後は蔵見学をさせてもらい
さらにちょっとお手伝いまでさせてもらった◎
とても丁寧に、計算され作られたお酒だと感じました◎
終わって再び、バーのある応接室で
何種類も試飲させていただいた◎
その中でも、特にシャンパンと同じように瓶内二次発酵で作られたお酒が
僕と神谷の興味を引いた◎
甘くないスパークリングだが
お米からできていて、酸味も結構ある◎
牡蠣とシャブリ・キャビアとシャンパン
こういったペアリングも悪くはないと思うんだけど
やっぱりこのお酒を飲んだ時に、きっと日本酒の方が相性は良さそうだな
なんて感じてしまった◎
さすが日本酒◎
そのうち青二才に入れるので少々お待ちを◎
ゆっくり飲ませていただき、さらに最寄りの駅まで一緒に歩いて送っていただきました◎
陸奥湊の駅前にある(みなと食堂)で
名物の「平目の漬け丼・せんべい汁」を食し、僕らは再び電車で
岩手の盛岡を目指した◎