- 2016年2月15日
- BY 道太
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宮城仙台
朝起きた瞬間に
あ、これヤバいかもな◎
と
しんしんと
の夜の続きで朝はまだ開けぬ窓の向こうから
音の無い存在感を感じる◎
窓を開けてみる
案の定、かなりの量の雪が積もっていた◎
テレビをつけてみれば
雪のニュースでどの局ももちきりだ◎
首都圏は大混乱となり
SNSでは駅での入場規制で出社できない人が溢れていた◎
脆弱性の塊である首都圏インフラをよそ目に
こちとら真冬の雪国山形だぜ
雪もほとんど解けているのにチェーンを巻いて走る車で
溢れる大都会じゃないぜ
さぁ見せてくれ、雪国の底力を!
こんな雪、慣れっこだ!
よくあることだ!
きっと・・・
10年に一度の寒波
という表現を
ボージョレーヌーボーのそれのように軽く捉えていた僕らは
鶴岡駅でどうにもこうにも動けなくなってしまいました◎
今日は、スタッフ長野ことロミの実家がある村上市を経て
新潟市を目指そうとしていたのに・・・
待てど暮らせど電車運転再開の
見込みもつかず、近所のショッピングモールで検索したところ
仙台行のバスだけは動いていると◎
その先調べたら
仙台から新潟行きのバスも出ていることは出ている、と◎
サクッと行先を変え
仙台行のバスに乗り込む二人◎
数時間で無事に到着◎
神谷がこれまたとんでもなく安い宿を見つけてくれていた◎
だが今回はシングル・・・
完全にカップルプラン・・・
まぁ、そんなんじゃ動じない◎
ネット予約直後、予定通り宿側から
電話が入る◎
「男性二名ですが、お客様のお部屋シングルベッドのプランでお間違いないでしょうか」
と
「義理の兄弟で旅しているんでそれでいいです」
関係性を先に言ってしまうパターンでサクッと乗り切り
チェックイン◎
どうせまたソファーベッドがあったりするんだろ!??
扉を開けて部屋に入ってみると
見事なまでのシングルルームが目に飛び込んできた◎
小さなベッドと、小さなテレビ、テーブル、椅子、のみ・・・
これ完全に一名用のビジネスホテルやないか・・・
まぁ、面倒なことは後から考えよう◎
とりあえず、仙台の街に出て飲んで考えよう◎
急きょ仙台に来たぜ!と
もともと阿佐ヶ谷のお客さんであったんだけど
今は地元である仙台に帰って仕事している
マミちゃんに連絡◎
たまたま会社が早く終わった日らしく
一番いいタイミングで捕まる◎
20分後には
シングルルームを忘れるがごとく
一緒に飲み始めていた◎
盛岡の時の川村夫妻もそうだが
こうやって仙台で東京で知り合った人と飲むと
不思議とここは東京なんじゃないかと思ってしまったりする◎
マミちゃんも阿佐ヶ谷青二才を好きでいてくれ
東京出張の際なんかはいつも寄ってくれたりしていた◎
最初に来たころは20代前半だったのかな
東京では阿佐ヶ谷以外に住んだことがないとか言ってたっけな◎
あまりにもあの街が居心地がよかったのだと◎
共通の話題が無く、会話を止めないために話しているのではなく
三人で飲んでいると不思議と阿佐ヶ谷礼賛になる◎
住んだり、仕事をしているときはそんなにしないのに
離れてみると、やっぱり良さがわかるのだ◎
この街の風景であったり
人の温かさであったり
飲み屋の多さであったり
阿佐ヶ谷を誉めだすと
僕らもマミちゃんも止まらなかった◎
今思えばちょっとくすぐったいぐらいに◎
1軒目こそ僕らが指定したが
それ以降はマミちゃん行きつけのお店を回った◎
5軒も梯子をした◎
そのうちの3軒目
仙台駅から近い瑠璃庵というお店に寄った際に
テーブルの上にこんなものが!
オーナー店長の綱本君、以前に中野青二才に来てくれていたみたい◎
マミちゃんが電話で予約をしてくれてからまだ数分しか経っていないのに!
これは、やるしかないな、と◎
今晩は仙台に骨をうずめるしかないな、と◎
最終的にここで日本酒をそうとうやって
〆に、と宿の近くの雑居ビル内にある、しじみ汁専門店に入りしじみ汁ラーメンを◎
だが満腹中枢が崩壊している酔っ払い一行は
最後に中華料理まで食べて帰途に◎
起きたら僕は床、神谷はベッドでした◎
マミちゃんから聞いた仙台市民の富士そば的ポジションにある
そばの神田、略してソバカンにて飲んだ次の日にDNAレベルで体が欲する
出汁と炭水化物を同時に補給できる、蕎麦と呼ばれる日本独特の食物を摂取◎
あぁ、日本人でよかった◎
さて、いざ新潟に◎