- 2018年1月11日
- BY 道太
どこまでも青
遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます◎
毎年、賑やかなカウントダウンを過ぎ、静かな正月を迎えると
「また今年も一つ歳を重ねるな」と思う◎
1月が誕生日の僕にとって、年度もまたぐし、
実際の年齢も加算されるといった月なのだ◎
もうじき38歳になる◎
ずっと違和感を感じていた
小さなころ実家で見ていた大人の38歳
東京で暮らし、成人を迎えてから見ていた38歳の大人
どちらも、立派に見えたが
今現在がそのどちらでもないような気がしてならないのだ
別にそれを目標として
「僕も立派な大人になりたい」などと思って生きて来ては無かったが
その年齢になると自然とそうなるものなのだと思っていた
去年、とある友人の結婚式で乾杯のスピーチをさせてもらった◎
毎回、そういったスピーチはその日の空気感をできるだけ取り入れながら
話せたらいいな、と思っているので原稿は用意していかないのが常だ◎
その日も、例に倣い手ぶらの丸腰で乾杯に臨んだ
新郎も僕と同じく飲食店を経営している
そして同じく30代だ
よく見たら、周りの飲食人もこぞって30代に突入している
さらに言えば、その日その場所にいた人の多くも30代だ
いや、別に20代が悪い、30代が良い、40代はもっと良いなどという話ではない
ずらずらっと並んだ人たちを見ながら
みんなみんな、まだ、全力で走ってるな、と
我武者羅の20代を経て、30代
まだ我武者羅だし、それこそがとってもキラキラして見えた
「せ、青春、そう、きっと今僕らはまだ青春の中にいるのです」
自然と言葉が出てきた◎
その日、そこにいた人はみんな自分に当てはめて
聞いてくれた、と思っている
いや、聞いてなくてもいい
でも、僕はしっかりと自分の口からそのキーワードが出て
誰かに向けてのメッセージとして発した
きっと青春なんてそんなもんだろうと思う
その日、みんなに向けて発したその言葉は
いつしか途中から自分へ向けてのメッセージのようになり
そうだ、僕はまだ青春の中にいたんだ
となった◎
ひたむきで
不器用だけどまっすぐで
純心で
支え合い
謙虚で
パワーが爆発して
朝日がまた昇るように
真夏の太陽のように
沈んでいく夕陽を見ながら泣いちゃったり
肩を組んだり
とにかく走ったり
息が切れても走ったり
僕は、そんな青春真っただ中にいて
そしてそれを今まで口には出さなかったけれど
24時間365日ずっとやっているチームを知っている◎
そう、青二才だ◎
旧阿佐ヶ谷が閉まる時、壁に書いてもらったメッセージの中に
「青二才こそが私の青春でした」
と書いてあった◎
ごめん、今になってやっと、めちゃくちゃ滲みる言葉だ、ありがとう誰か◎
朱に交われば赤くなる
青に交われば青くなる
38歳、きっといい歳なんだけど
昔見ていた立派な大人にはまだなれそうにもないけれど
オジサンが青春したっていいじゃないか◎
僕らはただ毎日をしっかりと意味のあるものに
肩組み、歌うたいながら
今年も走っていきたいと思っています◎