- 2021年6月10日
- BY 道太
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未来の日本酒のために今できること
こんにちは◎
現在、全店舗休業中の青二才です、が色々と水面下で動いておりまして、
その第一弾を今日発表させていただきます◎
「青二才、酒屋始めちゃうってよ◎」
ご存知、僕の相方である神谷を代表に、またほかの強力なメンバーと
別会社を立てて1月に酒販免許を取得しました◎
そこで、飲食店だからこそできる酒屋さんを目指します◎(ここの夢については明日にでも)
去年の春先に始まったコロナ禍で真っ先に、
そして今もは矢面に立たされているのが飲食店です。
それでも、なんとか我々のような小規模の飲食店は様々な助成金、
協力金で生き延びることが出来ています。
僕たちも普段の営業ができないまま長い時間が経ち
「あれ?普段の営業ってどんなんだったっけ??」
となってしまうような感覚も生まれ、フワフワしますが、実際の数字はリアルです。
飲食店がまともに営業できないことを受けて、それをもろに食らっているのが
今まで飲食店を支えてきてくださった様々な業者さんであり、生産者さんです。
飲食店が開けられないことによる影響での、生々しいリアルな言葉を聞き、また、いつもの
「なんとかしなきゃ!」
が発動してしまいました◎
色々な方面の方とお付き合いさせてもらっていますが今とにかく、
日本酒の地酒蔵元がヤバいです。
日本酒蔵元・地酒酒販店・飲食店・お客様と共同体のように支えてきた
日本酒文化ですが飲食店がストップしてしまうことで蔵元に大量の在庫が生まれています。
お酒の生産量を少なくすることで、酒米の使用総量も減り、
酒米農家は手間のかかる酒米(山田錦とか雄町とか)から
飯米(コシヒカリとか、あきたこまちとか)に作付転換をしてしまったら、
もう酒米の生産には戻れないのではないかと言われています。
コロナも収まり、インバウンドも再開し
「よし!日本の食文化を武器に世界にまた出よう!」
という時に
「お米が無くてお酒造りが出来ません。」
とかになったらまずいじゃないですか。
そして何より、現在蔵元が持っている清酒の製造免許というものは
市場のバランスを保つという観点から新規参入は難しいという免許なのです。
つまり日本人が楽しむための日本酒を造ることのできる蔵元数は今この瞬間が最大値なのです。
廃業してしまうようなことがあれば、もう新しく始めることが出来ないという免許なのです。
今まで青二才は散々日本酒というものにお世話になってきました。
なのでこのピンチの中で少しでも日本酒を飲んでもらう場所が持てたらと思い、
それはもはや飲食店だけではまずいのではないか、
と飲食店の見地でご自宅で飲んでもらえるような、
また誰かの贈り物に、お祝いに、もうなんでもいいです◎
とにかく僕らに今できることの一つとして、小さな取り組みではありますが
青二才が始める酒販店「Wax&Wane(ワックスアンドウエイン)」開業に先立ち
出来るだけ多くの方にその存在を知ってもらいたいと思い、
クラウドファンディングを立ち上げさせていただきました◎
https://camp-fire.jp/projects/view/443020
「未来の日本酒を守るために」なんてカッコつけながらまたあいつらが足掻いてるよ、
と思ってもらって構いません◎
あの時できたはずのことなのに、と後から思いたくないだけです◎
クラウドファンディングサイトで支援していただけたら光栄ですが、
そもそもの根底はもっと日本酒を飲んで欲しい、ということです◎
お酒というものにとって、なかなか厳しい時代ですが選択肢の中に
世界に誇る日本の文化である日本酒というものが永遠であってほしいと願っております◎