- 2010年2月21日
- BY 道太
ものすごい郵便局員
梨枝様がどこかで手に入れてきた
リッツカールトンの支配人の本が家にあり
青二才に置いてある物とおんなじだなぁと
思いながら目を通していた
一昨日の昼過ぎ
家のチャイムが鳴りました◎
(あ、そうだ、今日は申しこんでいたクレジットカードが届く日だ)
と思い、
ま、家に居るときは部屋着なので
ジャージ姿で玄関に向かいました◎
クレジットカードの引渡しって
ちょっとだけ普通の郵便物と違い
本人証明をしてから郵便物が引渡されるのです◎
つまり、免許証や保険証などを用意しなければ
ならないのです◎
その作業があるからと思い
前日に玄関先にカバンを置いておいた僕は
扉を開ける前にガサゴソと玄関の内側でカバンをいじりました◎
すると
その音を聞いたからなのか
「どうも、すみません、郵便局のものです!」
って
(あぁ、聞こえちゃったか。。)
と思い、とりあえず扉を開けて
『どうも、ご苦労様です』
と言いました◎
開けると、年齢はたぶん40歳くらいの男性局員の方でした◎
その後、カバンから保険証を出そうとしていると
「小椋様の、お休みのところ、本当にごめんなさい。
あ、私、扉押さえてます」
(なんか、やたらと丁寧だなぁ◎)
んで、保険証を提示して番号を教えると
「ご迷惑をおかけします、本当にありがとうございます!」
って
その後サインをするときにも
「いろいろとお手数おかけしまして申し訳ございません」
って
(いやいや、別に保険証用意して、サインするだけだよ
なんなら、クレジットカードを自分の為に欲しがったのは僕で
さらに、クレジットカード会社の方でもないのに。。)
サインをして受領書を渡すと
「本当にありがとうございました!あ、扉閉めさせていただきます!」
って
その後、扉が完全に閉まるまで
手で押さえながら、音がしないくらい静かに
閉めて下さって
(なんだか、ものすごく丁寧な人だったなぁ)
って思っていると
閉まった扉の向こう側から
「どうもありがとうございました!失礼します!」
って!
その後、小刻みに階段を降りていく途中で
おそらく、同じマンションの人にすれ違った(のだと思うけど)
「すみません!失礼します!」
って!!
なんか、閉まったはずの扉の向こうから
顔も見えないのに「どうもありがとうございました!」って
言われた時、僕は、扉のこっち側で
ハッとしてしまいました
そして、僕も、こちらこそありがとうございます!
って気になっちゃいました◎
なんていうんですかね
誠意っていうんですか
(簡単な言葉過ぎますかね)
それが、芯までビシーッと伝わってくるんです
実際、宅配便や、郵便物の受け取りとかって
淡々と進んでいく事務作業のようなものでしか
今までに印象がなかったので
本当にこの局員の方にはびっくりしました◎
もともと、
きっとこの仕事って
(そう言うと誤解を招きますが)
一番の仕事内容って
【早く!正確に!モノを大切に!】
みたいな差出人重視なものですよね?
そこに、今までなかった
受け取り側の気持ちまで考えたもの
差出人も受取人も
両方が大切なお客様だ!
みたいな感じものを
スマートではないですが
心の芯から思ってます!みたいな感じでやってこられた
それにビックリしました◎
きっと
送る側も、贈られる側も
誰だって
あの人に何か物を届けてもらったら
ものすごく気持ちいいんだな、と◎
(僕自身も、指名が出来るならばあの人がいいです!名前聞き忘れましたが◎)
顔も見えないのに
扉の向こう側では一礼している
姿が見えるのです◎
顔が見えなくても伝わる
ありがとうという気持ち◎
だからこそ、そのクレジットカード自体にも
すこしありがたみが出ちゃったり◎
言わば、僕らも
農家の方や、酒蔵の方
様々なところで生まれたものを
お客様に届ける配達員ですもんね◎
さらには、キッチンで作られたものを運んだりね◎
一つまた、勉強になりました◎
そして、世の中には
意図してないところでハッとするような
サービスをしている人が居るんだな◎
ライバルだらけですね◎
サービス業と名乗ってしまう
我々第一線が負けないようにね◎