- 2010年11月25日
- BY 道太
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誕生日
恵那に帰った
と
昨日の日記に書きましたが
理由が2つ◎
一つは
この25日が
うちの母親
ヒナちゃんの誕生日だったので◎
去年はこんな感じで
中学教師をしていた頃の
教え子の方にも間違われてしまったが
今年はいよいよ正真正銘本当の還暦◎
もうすでに、実家では
おもしろ半分であの、赤いちゃんちゃんこセットが
用意してあった◎
その写真見たい
ものすごく見たい◎
うちの親も
もう、60歳かー
テレビで見ている
ほとんどの人よりも
年上だもんな◎
と思う◎
ともあれ、その当日の
お祝いネタを仕込むために
帰ったのが一点
でも、その
還暦のお祝いよりも
大事なイベントがあった◎
去年の9月に宮崎の漁師町に嫁いだ
妹の陽子が出産のため
先月から恵那に帰ってきていたのだが
いよいよ予定日を越えて
居ても立っても居られなくなり
バスで帰る次第になったのだった◎
『だって、僕まだ、お腹の大きくなった陽子を見ていない!』
と
思ったからだ◎
産まれて来る子には
今後、何回も会うことができるけれど
初産を控え
お腹を抱える陽子は
二度と見れない
のだ◎
妹のお腹に手を触れる
なんてのは
一生に何度あることか
きっと今までも
小さな頃に兄妹げんかしてる時くらいしか
お腹なんて触らなかったんじゃないか
と思う◎(あ、それは触れるとはいわないか)
なんて
また、とっさに思ってしまった◎
産まれてから
正月くらいに
ゆっくり会えればいいか
と思っていた僕ですが
事前から
考えていれば
もっと、計画的に
事が進んだろうに
『実家に帰らなきゃいけない!』
っていう波はいつも突然やってくる◎
再び
恵那に帰ってしまった◎
今回
梨枝様は仕事なので
僕一人で、眠い中運転は危険
と言うことで
高速バスを選択し
向かった◎
恵那に着くずいぶん手前で
『隣町のインターに
15時半に着くよ』
と言ったら
『んじゃ、迎えに行きまーす』
と末っ子の嘉子からメールが来た◎
定刻通りインターに着いた
が
待てど待てど来ない◎
後ほど聞けば
インターまで20分はかかるであろう距離にある実家
を出たのが
15時半過ぎだったらしい◎
『ま、お兄ちゃんだし』
と、それくらいの理由だろう◎
小椋家のタイマーは
相変わらずゆるい◎
ゆるいからこそ
何の気兼ねもなしに
帰れるんだけどね◎
嘉子だけで来るかと思いきや
ヒナちゃんも
お腹の大きな陽子まで
家族全員が車に乗って
インターまで迎えに来てくれた◎
車の中で
大きなお腹をさすり
『どうよ?』
と聞いてみたが
『ぜんぜん大丈夫みたい』
と予定日越えを
微塵も感じさせないような
答えが返ってきた◎
それから一向は
お父さんのお墓へ行き
お墓参りをして
実家に帰った◎
ヒナちゃんの還暦はさておき
陽子の姿を見ることと
お腹をさすることが第一ミッションだった僕は
インターに迎えに来てくれた
車に乗って1分で
ミッションをコンプリートしてしまい
実家に帰っても
することが無く
最近完成した
実家の横にある
巨大スーパーをぐるっと見て
一人で
車を走らせ
温泉に行って
お湯に浸かり
夜、みんなの仕事が終わってから
軽くビール5本を飲んで
そのまま眠り
朝もやの漂う
早朝6時に起き
帰りのバスに乗るために
駅に向かった◎
東京とは空気の冷たさの
レベルが違うような恵那の朝
予定日を
二日越えた陽子が
犬の散歩がてらに
駅まで送ってくれた◎
『なんとなく、いよいよかもしれん』
と◎
『そうか、いよいよか、がんばれよ』
と、全く気の利かない返答しか出来ない兄。。
僕からしたら
全く分からないのだけど
もう母の体である
妹の体は何かを感じ取っているみたいだった◎
東京のいつもの机で
こうやって書いている今
まだ、産まれていないのだけど
なぜだか
ものすごく、緊張する
そわそわする
なんならちょっと
涙まで出てくる
頑張れ陽子
俺も
いよいよな気がする◎
伯父さんになる体がそう言っている◎