匠の落とし穴
すっごく美味しいラムが入荷しました◎
カリブ海に浮かぶ
セントマーチン島と言う島で作られたこのラムは
ラムといっても
グァバベリーと言う南国のフルーツが漬け込まれたものなので
甘く、リキュールのような感覚でも飲めてしまいます◎
縁あって
そのラムを輸入、販売している森さんと言う方と出会い
少し前に、分けてもらったのですが
やっと、昨日にオンメニューすることが出来ました◎
日本酒やカルヴァドス、サングリアなんかを
よく呑みに来て下さる平田先生が
昨日は、最後の一杯に珍しく『何か美味しいラムはありますか?』
と◎
当然
『今日からメニューに載った珍しいラムがあります!』
とおススメ◎
グァバベリーの件や
セントマーチン島のこと
輸入している森さんとのこと
そんなことを話しながら、呑んでいただき
『これはすごいラムだね!』と
呑んで手を叩いてしまうぐらいに
すごく気に入っていただけました◎
こんなに好評だったことを
今度森さんに伝えなきゃ、なんて考えながらいたところ
普段メニューをあまり見ない先生が
メニューを開き、今、手を叩くほどに美味かった
『今日からメニューに載ったラム』を見つけて一言◎
『これじゃ、ダメだ!』
と◎
『飲み手の目線に立ててない』
と◎
つまりは
僕がメニューブックのページを作成した時に
今まではシンプルだったのに
変に凝ってしまい
それが逆に見づらくなって
このラムのセールスポイントを見事にスルーさせている◎ってこと
言われてドキッとした◎
たしかにその通りだと思ったからだ◎
学生時代、クラブ(↑)がけっこう好きで
チョクチョク行っていた時
マニアックな選曲で、いかにも『これが俺のカラーだから』と
こだわりを持っていそうな、テクニックだけはすごい人
よりも
誰もが知っているような曲を、出し惜しみ無く
プライド無くかけまくってしまうDJの方が
断然盛り上がっていたのを思い出した◎
たまーにテレビで見かける
匠の出てくる番組、で出来上がった物件
リフォーム前より良くはなってるんだろうけど
『ん?これは使う人が使いづらいんじゃない??』って
僕でも思ったりするぐらいに凝りすぎていると思うときがある◎
そうかぁその階段
階段自体が可動式なんだ
(暮らしだしたら動かさなくなるんだろうなぁ、、、)
みたいなね◎
メニューにしても
サービスにしても
設備にしても
提供側が暴走すると
使う人が求めている本質を置き去りにしてしまう◎
そんなのに
ハッと気付かせてもらった昨日でした◎