言わなきゃ分からないんだけど

昨日の日記で書いたように

日曜日、僕は一人で静かな場所で仕事がしたいと思い

定休日である神保町店を選んで作業をしていた◎

日曜日ともなるとこのビルはおろか

ビルがある一帯全てから人の気配が消える◎

東京のまんなかにありながら、中央線ではありえないような

静けさを醸し出している◎

静寂の店内

ぼんやり聞こえるのは冷蔵庫のモーター音

自分のいる場所だけの照明をつけて

カタカタとPC作業をしていた◎

誰にも邪魔されず

仕事がはかどる予感しかしていなかった◎

ガチャ・・・・

お店の扉が開く音がした

??

休みの店舗で作業していたため警備員が見回りに来たのか

と思ったら

よく見たことのある、少し胴回りが豊かで

少し猫背で、メガネをかけている男

そう、翔太だった◎

「あれ、社長なんでこんなところに、いるんですか??」

こっちもそれ、同じこと聞きたいから!!

「静かな場所でWi-Fi使えて、プリンターあって、誰にも邪魔されなさそうなところで作業したかったんだよ」

翔太「あ、すいません、すぐに帰るので・・」

「ところで、翔太は何しに来たのよ」

翔太「あ、自分は、昨日プリンターの黒のインクが切れちゃってて注文して月曜に届けることもできたんですけど、なんとなくこっちの方が早いかなって買ってきちゃいました。どうせ近くに用事あったので・・」

近くに用事って・・・・

この近くに用事があるような場所はないだろ、日曜日に・・・

皇居周りをジョギングとかならわかるけど、少なくともそんなキャラじゃない・・・

当然、家も近くじゃないし・・・

翔太「明日の朝一から、お休みもらって山陰地方に日本酒の蔵見学に行くんですよね、それで今日は知り合いのところに泊まらせてもらうからこの後、銀座に行くんですよ、だからそのついで、です」

銀座が、このお店の近所だと思ったことは一度もないけれど・・

そう言えば、「ちょっとお酒を買ってきます」なんて言って

一升瓶6本ぐらいを平気で何駅も手運びしちゃうような奴だった◎

ちょっと尊敬した◎

とても広く捉えた仕事の範囲で責任を持ってやってくれているのか

本人は仕事と思っていないけれどやってくれているのか

誰にも言わなきゃ、誰も知らないところで時間は流れ

プリンターのインクがこっそり交換されているだけなんだけど

見つけちゃった以上、とんでもなく嬉しくて

とても誇りに思いました◎

うちには素敵なスタッフがいてくれる◎

当然、飲みましたね◎

良い時間だった◎

そしてその後が、昨日のアダムのくだりとなるわけです◎

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